第96回「たしかなこと」小田和正
今週は、ひとあし早く更新しちゃいます。だって、時間があるんだもん。気持ちいい気候ですね。窓を大きくあけて朝の空気を吸っています!
●小田和正(おだかずまさ)って?
(→公式サイト)
小田和正:1947年09月20日生 神奈川県出身
1969年オフコース結成、翌年「群衆の中で」でデビュー。「さよなら」「Yes-No」等ヒット曲をたて続けに発表する。89年、東京ドーム「The Night with Us」を最後にオフコース解散。 同年ソロ第一弾シングル「Little Tokyo」を発表。91年、「ラブ・ストーリーは突然に/Oh! Yeah!」がシングルCD史上最高の280万枚を売り上げる。2002年04月、「自己ベスト」を発売。
「たしかなこと」同名のインタビュー書籍も2005年3月に発売されている。
■目を凝らすこと
人は長く生きてきてやっと気付くことがある。それを成長と呼ぶのだろうか。そんなひとつが幸せのかたち。幸せって、ほんの些細なことだったりするんだけど、どうしても大きなものを望んでしまう。大きなものを望み過ぎて、見逃してきただろう小さな幸せ。あぁ、その分小さな笑顔も逃したかと思うと悔しい。
哀しみは絶えないから 小さな幸せに 気づかないんだろ
生きていればいろんなことが起こる。もちろん、哀しいことも。だけど、哀しいことを抜きにした人生なんてない。哀しいと感じる度合いは人それぞれだけど、哀しみを感じた時こそ、小さな笑顔を思い出して欲しい、っていうメッセージなのかなと思った。
■自分と誰か
奉仕の精神。ボランティア。正直、私は苦手なんです。こうやって書くと冷たい人っていう目で見られそうだけど、こればっかりはしょうがない。いい人に思われようとして、するボランティアに賛成できないから。正直に、苦手なんです。と言う。だけど、自分のできる範囲でのことならとも思う。この気持ちってどうなんでしょう?
自分のこと大切にして 誰かのこと そっと想うみたいに
自分のことを大切にできない人は、誰かのことを大切にできないって私は思っている。自分を犠牲にして、と言うのは美談だけど、これもまた私にはできないこと。だから正直に言う。自分のことは可愛いし、大事です。でも、だからといって誰かのことをどうでもいいとは思っていません。そう、「そっと想う」なんて的を射た表現なんだ!
公開:2005/06/08 TEXT・みど(c) 2003 RGS680,all rights reserved.