第56回「Home Sweet Home」YUKI
9月に突入。学校が始まった人も多いでしょうね。通勤電車は、また混み始めましたか? 私は、無縁な暮らしをしています。だけど、日々なんだかとっても忙しいの。いままでどうしていたんだろう? って思うくらい。でも、まぁフリーランスたるもの、健康管理と仕事の管理、会社員より格段にヘビーです。でも楽しみますよん!
●YUKI(ゆき)って?
(→公式サイト)
(→レコード会社サイト)
YUKI:1972年02月17日生(水瓶座) 北海道出身
1993年09月23日、JUDY AND MARYのヴォーカリストとしてシングル「POWER OF LOVE」でデビュー。2001年03月07,08日、東京ドームでのラストライブをもって8年間のバンド活動が遂に終了。2002年02月06日、ソロデビューシングル「the end of shite」をリリース。2003年03月26日、2ndアルバム「commune」リリースした後、産休のため一時活動休止。2003年12月08日、From Diva's Countyに出演。復帰となる。
■YUKI本人のWebの日記より
YUKI本人のWeb上の日記から引用させていただく。
----引用ここから----
「Home Sweet Home」は、私が今まで歌ってきたバラードの中でも、経験を積んできて悟ってきた様々な想いと、まだどこか満たされない想いとがとてもリアルに表現できたと思う。
----引用ここまで----
と、彼女が書いているとおり、この曲は、彼女の経験から生まれたものらしい。
わたしを呼んで 呼んで ここにいるよ
どこへ行けば 行けば 満たされるの?
結婚をして、子どもを持って、歌という仕事もして、それが世間にも認められて。端からみれば、とても満たされているように見える彼女の人生。しかし、人それぞれ、価値観は違う。彼女は何かがまだ満たされていないと思っているのだ。もちろん、100%満たされることなんて、有り得ないのだろうが。彼女は人生にどん欲で、その努力を怠らないひとなのかもしれない。だからこそ、今のポジションまできた。これから、どこへ向かうのかは、彼女のみが知るのだろう。さすが、って思う。でも、ここで人を羨ましがるより、自分の足元みなきゃ。そう私の人生は私のみが知るのだ。
■恥をかくこと
ここ最近、私の中で大切な言葉になっているのが、「どこまで恥をかけるか?」ってこと。これは、芝居の演出家に言われたのだけど、人は、恥をかくのを嫌う。まぁ、当たり前。だから、嘘ついたり、ごまかしたりするんだろうな。でも、「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」という言葉があるように、恥をかくことってそんなに悪いことじゃないのかも。それも個性みたいなものになれば味にもなるし。私は、芝居経験がないから、最初から、恥をかくのを覚悟で臨んでいる。だけど、経験のある人は、やっぱり作ってしまうよう。そんな事を思っていたら、この歌詞にぶつかった。
うそをついて 後悔して
わたしは いつか 大人になった
恥をかいて 汗をかいて
それでも踊り続ける 理由
成長の途中で、どれだけいろんな体験をするかで、その人の度量が変わってくる。あまり苦労をしない人は、一見、スマートで格好よさそうだけど、何かあったときに、慌てるんだろうなって思う。そう、腹が据わってない感じ。うそをついたり、後悔したり、恥をかいたり、汗をかいたり、どれも、決して格好よくは見えないかもしれないけど、この数こそ、奥行きだろうな。私もまだまだ、これからだ
公開:2004/09/03 TEXT・みど(c) 2003 RGS680,all rights reserved.