第48回「かけがえのないもの」ZARD
2週連続、一日遅れの更新となりました。理由はいろいろです。このままずるずるとならないように、ひきしめなくっちゃ! ということで、今日は「がんばろうSONG」の老舗でもあるZARD「かけがえのないもの」を紹介します。
●ZARDって?
(→公式サイト)
坂井泉水(さかいいずみ):1967年02月06日生 神奈川県出身
1991年02月10日、「Good-bye My Loneliness」でデビュー。1993年01月27日、6th Single「負けないで」がミリオンセラーとなる。デビュー前には、OL経験もあるよう。坂井泉水としてのタレント活動を経て、ZARDとして歌手デビュー。
ZARDとは? 坂井泉水のことである。一時、バンドの形をとったこともあるが、現在は再び、ZARD=坂井泉水である。
■それはあまりにストレートな言葉
「負けないでもう少し 最後まで走り抜けて」という言葉で、迷えるOLたちに希望を与えたZARDこと坂井泉水。美人だけど、テレビに映るときの彼女は、いつも飾らない。プロモーションビデオは、髪をしばってレコーディングするシーンや、普段着で街を歩くシーンなど。歌番組に出るときも、衣装という形式ばったものを着ることはない。そんな素を演出する彼女が、今回歌う「かけがえのないもの」。その中にある“勝ち組”という言葉。一瞬ビジネス誌のキャッチコピーかと思いました。
あの人は勝ち組なのかと
しばらくはわだかまりがあって
あの頃の想い出が 今甦ってきたよ
本来、人生は、勝ち負けを競うものではないが、昔好きだった男に再会したら、彼より幸せな自分でいたいと思うことはある。そして同時に自分の愛した男が、あまりに情けない男になっていて欲しくないと思う。「勝ち組=幸せ」という式は成り立たないけど、分かりやすい表現、いや、ストレート過ぎる表現だ。
■生きる限り付き合っていく「孤独」
孤独を嫌う人は多い。友だちがたくさんいること、恋人がいることで、自分は孤独じゃないと言い聞かせる人も多い。だが、どうなのだろう。人は、一人であり、孤独である。誰かと共有する時間は大切だし、それは孤独を薄めるものではあるけど。孤独を把握してこそ、誰かといる幸せを強く感じるものだ。
この降りそそぐ ビルの星空に
ふと孤独感(ひとりきり)がよぎる
孤独は悪いことでも、淋しいことでもない。きっと、自分と向き合うための大事な時間。四六時中誰かといないと駄目っていう人は、自分の心の声をいったいいつ聞くのだろう? 自分の心の声を聞かずして、自分の幸せを見つけることはできない。「孤独感(ひとりきり)」を大切にして、付き合う余裕をもちたいものだ。その先に、必ず幸せがある!
公開:2004/07/10 TEXT・みど(c) 2003 RGS680,all rights reserved.