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2004年05月31日付けTOP10

  1. 天使のわけまえ/ピーク果てしなくソウル限りなく(GLAY)
  2. 瞳をとじて(平井 堅)
  3. 明日へ架ける橋(倉木麻衣)
  4. 希望〜Yell〜(NEWS)
  5. キミはともだち(平井 堅)
  6. 僕らは静かに消えていく(山崎まさよし)
  7. DOLLS(ジャンヌダルク)
  8. ループ&ループ(ASIAN KUNG-FU GENERATION)
  9. Carry On/運命のヒト(EXILE)
  10. 恋のバカンス(W)

の中から今週の「聴いてみ!」は、

「ループ&ループ」ジャケット8位
ループ&ループ
ASIAN KUNG-FU GENERATION
作詞:後藤正文
作曲:後藤正文

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『はやり歌なら、これ聴いてみ!』

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■バックナンバー

第118回「POP STAR」平井堅
第117回「どうよ?」nobodyknows+
第116回「蒼の世界」レミオロメン
第115回「Sweet Mom」柴咲コウ
第114回「Be My Last」宇多田ヒカル
第113回「気がつけば あなた」松浦亜弥
第112回「ENDLESS STORY」REIRA starring YUNA ITO
第111回「スタート」KREVA
第110回「GLAMOROUS SKY」NANA starrting MIKA NAKASHIMA
第109回「8月のクリスマス」山崎まさよし
第108回「東京」福山雅治
第107回「奇跡/夏陰/サナギ」スガシカオ
第106回「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」サンボマスター
第105回「BANG!BANG!バカンス!」SMAP
第104回「BOHBO No.5/神の島遥か国」サザンオールスターズ
第103回「未来」Mr.Children
第102回「Butterfly」倖田來未
第101回「Here I Am/New Album Playlist」globe
第100回「Dreamland」BENNIE K
第99回「小さな恋の夕間暮れ」森山直太朗
第98回「I am a father」浜田省吾
第97回「恋におちたら」Crystal Kay
第96回「たしかなこと」小田和正
第95回「君の思い描いた夢 集メル HEAVEN」GARNET CROW
第94回「ループ」坂本真綾
第93回「I Wanna Go To A Place...」Rie fu
第92回「親愛なるあなたへ...」ロードオブメジャー
第91回「影踏み」一青窈
第90回「僕たちの行方」高橋瞳
第89回「絶望と希望」川嶋あい
第88回「リルラ リルハ」木村カエラ
第87回「Delightful」鈴木亜美
第86回「チェリッシュ」NEWS
第85回「ツバサ」アンダーグラフ
第84回「*〜アスタリスク〜」ORANGE RANGE
第83回「feel my soul」YUI
第82回「三国駅」aiko
第81回「NO MORE CRY」D-51
第80回「未来の地図」Mi
第79回「Love, needing」倉木麻衣
第78回「JOY」YUKI
第77回「CALL ME」YOSHII LOVINSON
第76回「青いベンチ」サスケ
第75回「Anniversary」KinKi Kids
第74回「マツケンサンバII」松平健
第73回「楽園」Do As Infinity
第72回「僕はMusic」CHAGE&ASKA
第71回「泣いたりしないで」福山雅治
第70回「花」ORANGE RANGE
第69回「チキンライス」浜田雅功と槇原敬之
第68回「思いがかさなるその前に…」平井堅
第67回「君に逢いたくて」Gackt
第66回「育つ雑草」鬼束ちひろ
第65回「遭難」東京事変
第64回「永遠にともに」コブクロ
第63回「innocent starter」水樹奈々
第62回「仮面ライダー剣 ELEMENTS」RIDER CHIPS Featuring Ricky
第61回「永遠のともだち feat.AKIHITO OKANO」Fairlife
第60回「ジグソーパズル」ソニン
第59回「シスター」ポルノグラフィティ
第58回「時の舟」松たか子
第57回「クライマックス」スガシカオ
第56回「Home Sweet Home」YUKI
第55回「紅く燃ゆる太陽」NEWS
第54回「INSPIRE」浜崎あゆみ
第53回「僕が一番欲しかったもの」槇原敬之
第52回「女子かしまし物語」モーニング娘。
第51回「Wonderland」稲葉浩志
第50回「GALAXY」RIP SLYME
第49回「スカイウォーカー」奥田民生
第48回「かけがえのないもの」ZARD
第47回「風/贈る言葉」上戸彩
第46回「ココロオドル」nobodyknows+
第45回「桜木町/シュミのハバ/夢の地図」ゆず
第44回「LOVE&HONEY」倖田來未
第43回「ループ&ループ」ASIAN KUNG-FU GENERATION
第42回「Motherland」Crystal Kay
第41回「涙」ケツメイシ
第40回「瞳をとじて」平井堅
第39回「Old Fashioned Love Song」RAG FAIR
第38回「彩〜Aja〜」サザンオールスターズ
第37回「アルエ」BUMP OF CHICKEN
第36回「Moments」 浜崎あゆみ
第35回「青春謳歌」 3B LAB.☆
第34回「全てが僕の力になる! 」 くず
第33回「Pieces」 w-inds.
第32回「GLORY DAYS」175R
第31回「まっ白」小田和正
第30回「やさしいキスをして」DREAMS COME TURE
第29回「さくらんぼ」大塚愛
第28回「スターゲイザー」スピッツ
第27回「街角-on the corner-」ゴスペラーズ
第26回「太陽」森山直太朗
第25回「世界に一つだけの花」SMAP
第24回「Jupiter」平原綾香
第23回「桜(03.12)」河口恭吾
第22回「悲しみをやさしさに」little by little
第21回「心に花の咲く方へ」ASKA
第20回「Our Christmas」久保田利伸
第19回「ラブラブ マンハッタン」TOKIO
第18回「YOUR NAME NEVER GONE」CHEMISTRY
第17回「掌/くるみ」Mr.Children
第16回「夢物語」タッキー&翼
第15回「ビバ★ロック」ORANGE RANGE
第14回「SECRET LOVE STORY」氣志團
第13回「僕と不良と校庭で」山崎まさよし
第12回「BEAUTIFUL DREAMER」GLAY
第11回「きみをつれていく」安倍麻美
第10回「AMBITIOUS JAPAN!」TOKIO
第9回「メリッサ」ポルノグラフィティ
第8回「HOW TO GO」くるり
第7回「一人ジェンガ」矢井田瞳
第6回「思い出だけではつらすぎる」柴咲コウ
第5回「虹」福山雅治
第4回「Beautiful Fighter」鬼束ちひろ
第3回「薄荷キャンディー」 KinKi Kids
第2回「アンドロメダ」 aiko
第1回「H・A・N・A・B・I〜君がいた夏〜」ZONE

第43回「ループ&ループ」ASIAN KUNG-FU GENERATION

夏日、真夏日がたまにあったりして、春から初夏への変化を感じます。だけど、こういう時期って体調を崩しがち。ちゃんと自己管理しないとね。はい、本日紹介するのは、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの「ループ&ループ」です。

●ASIAN KUNG-FU GENERATIONって?
→公式サイト

喜多建介(Vo,G):1977年01月24日生 神奈川県出身
後藤正文(Vo,G):1976年12月02日生 静岡県出身
山田貴洋(Vo,B):1977年08月19日生 静岡県出身
伊地知潔(D):1977年09月25日生 神奈川県出身
1996年大学の音楽サークルにて結成。2001年、横浜CLUB24にて“YMD”など、いくつかの自主企画イベントを開催。2003年4月23日、「崩壊アンプリファー」発売。「ループ&ループ」は4枚目のシングルとなる。

■白い紙は人生の象徴か?

日々、仕事に追われる中で、自由に生きたいと願う人は多いだろう。しかし、この自由という言葉、なかなかくせものである。

右手に白い紙
理由なき僕の絵を
描いた途中で投げ出す
その光る明日を

「真っ白な紙を与えられ、自由に絵を描いてください」、と言われたら、あなたは何を描きますか? 子供の頃は、図工の時間にそんなことがあっただろう。その時なに描いたのかな? おそらく、素直に何かを描いたのだろう。だけど、今はいったい何を描けばいいのかわからない。自由という言葉がネックなのだ。景色だとか、花だとか、テーマが与えられたらそれなりに手は動くのに。それは、自分の中に描きたい何かがないからだったり、絵を描くこと自体が恥ずかしいからだったりする。そして、描いている途中で、他のことが気になることもある。冒頭で歌われるこれらの言葉。主人公は、描くことを途中で投げ出してしまっている。「白い紙」が人生を例えたものであるなら、途中で「光る明日」、おそらく何か楽しそうなものを見つけ手を止めてしまったのかもしれないと、想像する。

■強烈に抽象的な言葉で心の底をさらった

「とめどない青」、「消える景色」、「終わる冬」、「ひどい雨」。ポジティブと思えない言葉が並ぶ。心の中のヘドロのようなよどみ。大阪、道頓堀川の川底みたいなものを感じる。誰も、少しはそんなどろどろした感情を抱えている。それでも、明日を見る。そして、ポジティブな思いに描きなおして生きている。

とめどない青 消える景色
終わる冬を
抜け出す扉を沈めるひどい雨
染み込む心の奥底に響いて
頼りない明日の儚い想いも
僅かな光で切り取る白い影

この歌も最後で、弱々しくも明日や光を描き、未来への期待を示唆する。希望を感じ安心した。

公開:2004/06/04  TEXT・みど
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