第109回「8月のクリスマス」山崎まさよし
やや秋らしくなってきましたね。そろそろ、七分袖のジャケットを出して、なんて思ってます。秋はおシャレも楽しい季節。自分らしさを表現したいです。本日紹介するのは、山崎まさよしの「8月のクリスマス」。
●山崎まさよし(やまざきまさよし)って?
(→公式サイト)
(→『8月のクリスマス』期間限定スペシャルサイト)
山崎まさよし:1971年12月23日生 滋賀県生れ 山口県育ち A型
1993年、上京、横浜桜木町に住み。楽曲制作を開始する。1994年3月、初のワンマンライブ。1995年9月25日、シングル「月明かりに照らされて」でメジャーデビュー。 2004年9月、富山県高岡市にて8年ぶりの主演となる長編映画「8月のクリスマス」を撮影。2005年、デビュー10周年を迎える。
■日常
9月23日に公開になる映画『8月のクリスマス』主題歌であるこの曲は、ストーリーを象徴した内容となっている。何気なく過ごしている毎日。しかし、自分の命の残り時間が短いと分かってしまったら。実際、人の命は保証されているものではないが、多くの人は死を意識することなく暮らしている。逆に言えば、死を意識しすぎたら生活ができなくなってしまう。今日のあとには明日がきて、そして日々が続いていくと信じられるから、生きていられるのだ。それに制限ができたとしたら。
ありふれた出来事が
こんなにも愛しくなってる
ありふれた出来事。日常の何気ないことさえも、愛しいものになるのかもしれない。誰かと話す。食事をする。すべてが貴重な体験になる。ましてや好きな人と過ごす時間は何物にも代え難いものになるだろう。
■その後
昇天の後、心は、魂は、いったいどこにいくのか?それを問いかけている。愛する人を残して去っていかねばならない自分。その人を空から見守りたいという思いがあるのかもしれない。
僕の記憶もいつか
遠い空に還ってゆくのだろうか
残された人間にも使命はある。それは、生きることだ。どんなに淋しく苦しく涙が枯れても、命が与えられている限り人は生きる使命がある。去った人は、きっと空から見ていてくれているはずだ。
公開:2005/09/10 TEXT・みど(c) 2003 RGS680,all rights reserved.