スピードアップより時間予測:スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術(大橋悦夫、佐々木正悟)
最近「○○ハックス」という仕事術本がいろいろ出ている。「IDEA HACKS!」、「TIME HACKS!」など「ハックス本」はあるわあるわで「ハックスあるある大事典」が作れそうな勢い。
そんな中、今回は「スピードハックス」という本を紹介する。もちろん「『Body&Soul』のラップ部分をうまく歌うハックス」とかが載ってるわけではない。「仕事のスピードをいきなり3倍にする技術」という副題のとおり、仕事のスピードアップ術の本である。いきなり3倍というのはちょっと「あま~い」(それは「スピードワゴン」)とも思えるけどね。
わたしはこの本を読んであらためて「1.作業の前に時間の見積もりを立てる」、「2.実際にかかった時間を正確に記録する」ことの大切さを実感した。
「仕事のストレスを減らすためには、かかる時間を正しく予測するのが理想」とのことで、スピードアップすることより正確な時間を予測する方が大切なんじゃないかとも思える。
正確に時間を予測できれば、締め切り直前になって四苦八苦(しくハック)することも少なくなるんだろうな。
なお、この辺については、この本の共著者である大橋悦夫による「ITmedia Biz.ID:シゴトハック研究所」にも詳しく載ってるのでご覧あれ。
ほかにも大橋悦夫、佐々木正悟による仕事術的記事はネット上でも読める(最後に関連リンクとして一部を紹介)。それらのサイトを見ればこの本いらないじゃんと思うかもしれないが、そんなことはないと思うぞ。
いろんなサイトから拾い読みするより、本としてまとまったものを読む方が時間短縮になるだろう。本なら移動中の電車の中などの細切れ時間で読むことができるし、そういう時間を活用することもライフハックス、スピードハックスにつながるんじゃないの、と思うわけよ。
関連リンク
キーワード:スピードハックス スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術 大橋悦夫 佐々木正悟
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