自慢ですけど何か?:おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由(中島聡)
米マイクロソフトでWindows、Internet Explorerの開発に携わった天才プログラマーによる自慢本ともいえるのが、「おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由」だ。
この本は3部構成になっている。第1章が自分の先見の明に対する自慢、第2章が自分の経歴の自慢、第3章が勝ち組たちの自慢対談である。
いや、自慢たらしい内容じゃないんだけど、ビル・ゲイツと互角に渡り合った話とか、学生のときに作ったプログラムで億単位の印税をもらった話とか、一般人にはどうしても自慢に見えちゃうよなぁ。
なので、これから読む人は、最初から自慢本だと覚悟して読んだら、逆にあまり気にならないじゃないかと。
本のタイトルとは関連の薄い内容も多いんだけど、IT系に興味ある人なら読んで損はしないはず。
昔マイコン少年で、今インターネットにどっぷりつかっている著者のような人-わたしもそうなんだけど-なら、どこを読んでも楽しめることうけあいだ。
今日の蛇足
この本の作者のブログ「Life is beautiful」は有名ブログ。このブログによると、今iPhone用のアプリケーションを開発しているらしく、「スティーブ・ジョブズから感謝をされる、というのを今年の目標にするのも悪くないかな」だそうで。
キーワード:おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由 iPhone 中島聡
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