映像化しても面白いかも:償い(矢口敦子)
テレビ朝日は「パズル」、「キミ犯人じゃないよね?」と金曜夜に二本もミステリーを放送している。土曜の夜がヤンキータイム(「ROOKIES」、「ごくせん」)なら金曜夜はミステリータイムってところか。
ミステリーといえば、最近ミステリー小説「償い」(矢口敦子)を読んだ。
「感動の長篇ミステリ」といううたい文句なのだが、最初から感動を求めて読むなら純愛小説のほうがいいかも。
謎解きミステリー娯楽小説と思って読み進んでいき、でも最後は謎解きそっちのけで感動しちゃったよというのが、この本の理想の読者像じゃないかな。感動作というウリ文句が前面に出すぎてると、逆にしらける気がして心配。
殺人事件の犯人は誰なんだろうというミステリーのキモの部分は、よくできている。映像化しても面白いかもね。主人公がホームレスのおじさんというのがビジュアル的にきついけど。
そうだ、映画化される「ホームレス中学生」に乗っかって、「ホームレス中年」として映画化なんてどうでしょう。主題歌はテレサ・テンの「つぐない」で。
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