情報整理術クマガイ式(熊谷正寿)
一時期ベストセラーやオススメ本のコーナーによく並んでいて、気になっていた本「情報整理術クマガイ式」(熊谷正寿)を読んでみた。
ITベンチャー企業家の熊谷正寿氏が、情報と時間を効率よく確保するための「情報整理術」を教えてくれる本だ。
「一番の時間の浪費は探し物をすること」という彼の言葉に耳が痛い。ある程度時間をかけてでも整理しておけば、探す時間が省けて結果として時間の節約にもなるというのは、もっともな話だ。でもそれがなかなかできないんだよなぁ。
たとえば彼は、週末に2、3時間かけて、手帳に書き込まれた情報などの整理をするそうだ。
今はやりのGTD(Getting Things Done、David Allenの提唱した仕事術)でも週に一度時間をかけてリスト(ToDoリスト)を整理することが大事とされている。
やはり、まとまった時間をかけて情報整理するのが大事なポイントかも。とりあえずわたしもこのへんから始めてみたいものだ。
情報整理の考え方から具体的な実践方法まで包み隠さず紹介してあり、誰でもどこかしら役に立つ部分があるだろう。さすがITベンチャー企業家らしく、パソコンを使っての情報整理術もなかなかユニークな方法が紹介してある。もっとも、情報整理はその人の仕事の内容などによっても変わってくるので、この本を参考にしつつも自分なりのやり方を開発していくべきだろう。
この作者、「一冊の手帳で夢は必ずかなう」という本も出しており、オリジナルの「夢手帳・熊谷式」という手帳まで出している。来年の手帳をまだ決めてないアナタ、熊谷式手帳も候補に入れてみては? 高いけど。
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キーワード:情報整理術
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