暴れん坊本屋さん(久世番子)
今日11月15日はソン・スンホンの除隊の日だ。なにはともあれ無事除隊できてよかった。
ということで、スンホンつながりで本(ホン)のはなしを。わたしは子供の頃から本が好きで、本屋さんで働いたら本読み放題でいいなぁとか思ってた。わたしに限らず本好きな人なら一度は本屋で働くことに興味を持ったことがあるのでは? そんな本好きな人におススメなのがマンガ「暴れん坊本屋さん」なのだ。
書店員兼マンガ家の作者・久世番子による爆笑エッセイマンガのこの作品、書店や出版業界の裏側がのぞけて、興味深くて面白いのよ。
いわゆる特定業界の裏話的なものはインターネット/ブログの流行で見ることも多くなったけど、読者を意識してエンターテインメントに昇華させている例はそれほど多くない。このマンガの読後感が気持ちいいのは、裏話的ネタであっても特定の人や組織を不愉快にさせたり傷つけないような配慮がなされているからこそなのだろう。
残念ながら先日発売された3巻で完結してしまった「暴本」(略称)。しかし、久世番子は「本」にまつわる事柄全般にテーマを拡大した新シリーズ「番線(ばんせん)」を、「ウンポコ」(新書館)に連載中とのことだ。
そんな番子さん、「暴れん坊本屋さん」がヒットしたので本屋さんをやめても暮らしていけるらしいんじゃないのとか思っちゃったりもするが、そんなの書店、いや、しょせん下衆の勘繰りというものだろう。
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