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お歌詞なしょーこ
ロイヤルガーデンサラダのリスペクトアーティスト・鈴木祥子の
アルバム全曲を「お歌詞なひとこと」の方法論で紹介しようというコーナー
構想3分、完成まで1年以上という超大作になる予定。
1週間に2曲ずつ、アルバム発売順に地道にやっていきます。

●アルバム『Long Long Way Home』編・3,4曲目
Long Long Way Homeジャケット
Long Long Way Home
鈴木祥子
1990.11.21
EPIC/SONY

踏み切り また/電車が 夜風を起こせば/コートの裾 押えて
  「Little Love」作詞:西尾佐栄子
アルバム『Long Long Way Home』3曲目

クリスマスソングの王道ともとれるこの曲の中で、この部分の描写は、より独りぼっち感を漂わせてくれている。電灯の少ない踏み切りをひとり待つ感じだ。誰かといれば、夜風でコートの裾を押えるという行為に意識を持たない。それはもっと当たり前のことになる。描写することで淋しさを呼ぶ行為のひとつだ。この曲の中では積もらない雪を綺麗だと言う。それもまた、恋や愛の儚さと重なる。(みど)

悲しみの川底に 沈む月の輝き/たどり着く場所もなく/どうして生きるのだろう
  「水の中の月」作詞:鈴木祥子
アルバム『Long Long Way Home』4曲目

詳しく思い出せないのだが、水に映った月をプレゼントするというような童話があったと思う。大好きな月を見続けるためにボウルに水を汲んで月を映す。薄暗くした部屋でゆっくりと月の鑑賞を楽しむ、そんな時間を持ちたいと思うこの頃。しかし、空にない月は、この歌詞では悲しみの象徴となる。だが、川底という表現が悲しみを美しいものにして葬ろうとすることに待ったをかける。川底は決して美しくなんてない、悲しみを精一杯体感すべき、と現代人には伝わって欲しい。 (みど)

(2003/6/30公開)

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