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テキスト&イラスト・芦之由
2007年7月10日

絵のクオリティがすばらしいアニメ:さよなら絶望先生

さいきんのマンガ事情には詳しくないわたしであるが、久米田康治はチェックしている漫画家のひとりである。とはいえ最近の作品は読んでなかったのだが、現在彼が連載中の「さよなら絶望先生」がなんとアニメになったという。
きのうの深夜、東京MXテレビでやっていたので見てみた。うん、面白い。原作では時事ネタ、パロディネタがきわどいようなので、アニメではそのへん薄まっているとは思うのだが、それでも十分面白かった。原作読んだ方がもっと笑えるんだろうなと思ったけど。

【イラスト】久米田康治の描くこんな表情がアニメで登場するのね
久米田先生の絵をまねしてみた

そして驚いたのが絵のクオリティ。久米田康治は昔はいかにも少年マンガっぽい絵を描いていたのだが、今はシンプルで洗練された絵を描いている。そんな彼の絵のタッチが、かなり忠実にアニメで再現されているのに感心した。
しかもシンプルな絵ながらも、服の柄が細かく描き込まれていたり、背景が凝ってたりと、うまくデジタルを利用したと思える絵作りがステキだった。もともと久米田康治の絵がアニメっぽいというのもあるが、まさに久米田康治の絵が動いているようだったよ。

しかもなんとオープニング曲は大槻ケンヂ(と絶望少女達)ではないか。アニメ「N・H・Kにようこそ!」のエンディングテーマだった「踊る赤ちゃん人間」(「大槻ケンヂと橘高文彦」名義)もよかったが、この「人として軸がぶれている」もその流れをくんだ感じのいい曲だった。

なおこのアニメ、テレビ神奈川、チバテレビなど独立UHF局の深夜枠での放送。なーんだと絶望するのはまだ早い、キッズステーションでもやるようなので、見られる人は多いんじゃないかな。UHF局でしかやらなかったアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」のようにブームになるかもしれないね。

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