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アイドルミラクルバイブルシリーズ発売記念イベントレポート

「♪でぃっせんばーれーいん 雨に消えたあいつ〜」

まさかこんな日が来るなんて。
2003年の12月に、「December Rain」で始まる名曲「雨に消えたあいつ」を伊藤智恵理の生歌で聴けるなんて。

奇跡なんて、起こってみればなるべくしてなったような気もしますが、やはりこれは奇跡です。
今回は、そんな奇跡を起こしたアイドルミラクルバイブルシリーズ発売記念イベントをレポートします。

アイドルミラクルバイブルシリーズ発売記念イベント&握手会
12月14日(日)
新宿タワーレコード7F イベントスペース
14時〜
出演 伊藤智恵理・我妻佳代・辻沢杏子
司会 坂本ちゃん

(レポート文:えパ&あし イラスト:あし)

■アイドルミラクルバイブルシリーズとは

このサイトではしつこいくらいに紹介しているのだけど、アイドルミラクルバイブルシリーズとは、ソニーミュージック、コロムビアミュージックエンタテインメント、東芝EMI、三社の合同による、70年代、80年代の女性アイドルのベストCD企画です。くわしくは「アイドルミラクル対談(アイドル本人の対談ではありません、あしからず)」もごらんいただければ。

一番人気はやはり名曲揃いの伊藤智恵理らしく、発売前からHMVのサイトでは売り切れになったとか、amazonは予約してもキャンセルされることがあるので安心はできない、とか不安をあおる情報がネット上で飛び交っていました。

ふたをあけてみたら、新宿タワーレコードでは発売日に店頭に並んでいるし、amazonで予約した分は数日たったけどちゃんと届いたしで、なぜか我が家には複数枚の伊藤智恵理CDが。情報に踊らされました〜。

■つかみはバッチリ、坂本ちゃん

伊藤智恵理をはじめ、数々のアイドルの名曲がCD化されただけでもうれしいアイドルミラクルバイブルシリーズなのに、なんと発売記念イベントがあるという。これは行かねばということで、新宿Flagsのタワーレコードへ向かうあし&えパ。
徹夜組も出てるらしいとか、始発で続々とみんなかけつけるんじゃないかとかネットの掲示板とかに書かれていたので、ちょっと不安になりながらも常識的な時間に家を出ました。

11:30ごろについた集合場所の階段には、並んでるのは20名ほど。また情報に踊らされて早朝から家を出ずに良かった〜と安心。とはいえ開始時間の2時間前には並んでるんだけどね。

薄暗い階段でひたすら待ち、いよいよ開場。とはいえレコードショップの一角なので、誰でも見ようと思えば遠巻きに見れます。おまけに、居並ぶ報道陣のカメラの群れに「映ったら格好悪い」と思った我々は端っこに退散。並んだ2時間はなんだったんだ。

まあ、そんなこんなでいよいよ開演。司会は坂本ちゃん。そう、あの「電波少年」の東大一直線の坂本ちゃんです。彼、実は結構な年齢らしく、80年代アイドルをリアルタイムで応援していたという、会場に集まった面々とはいわば「お仲間」といえる存在。
出てきて早々、「オリ通」「よいこの歌謡曲」といった“キーワード”を発し、すっかり会場のみんなに「同志」と思われていたようでした。

■時代を超えて場違いな存在? 辻沢杏子

最初の登場は辻沢杏子。肩を出したスタイルで落ち着いた感じのニットの黒いワンピース。ほんとに綺麗で美しい。坂本ちゃんもその美しさを称賛。
なんだかここにいるのが場違いな気がするといいつつ、アイドル時代の思い出話や、今後の活動予定などを、終始にこやかに話してくれました。
そして、さあデビュー曲にして一年間歌い続けたという(演歌かよ)「さよならMr……」を歌うのか、という会場の期待に反し、今回はトークのみで歌はなしとの告白が。会場から「えぇ〜〜っ」という声が。

今回のミラクルバイブルの自分のCD(初CD化!)を聴いて、「穴があったら入りたい」と思ったという彼女、歌うのだけは勘弁、とても恥ずかしくて歌えないとのことでした。
残念だけど、今後の彼女の活躍を見守りましょう。
NHKのミニモニ。出演のドラマや、TBS「ロンロバ全力投球」で彼女の姿を拝見できるようです。
終始場違いそうな彼女でしたが、しかしそれがアイドル時代の彼女のポジションともダブっていて、なかなか興味深かったように思えます。

■今でも親衛隊は健在 我妻佳代

続いては、おニャン子クラブ会員番号48番、我妻佳代ちゃんの登場。あ、ついつい「ちゃん付け」にしてしまいました。でも、今でもちゃん付けの似合う昔と変わらないルックスです。
「プライベートはデンジャラス」のイントロと共に登場し、アイドルアイドルした振り付けも、省くことなくノリノリにこなしていた彼女。元親衛隊とおぼしき十人くらいの集団が、ここぞとばかりに「かよちゃ〜〜ん」コールを浴びせます。そして、出た! PPPH(ぱん、ぱぱん、ひゅー!)[→PPPHについて]。会場の一部のボルテージが上がります。

我妻佳代イラスト

坂本ちゃんに、この曲にちなみ「あなたのその後のプライベートもデンジャラスでぇ」とつっこまれつつ、2曲目は「人差し指のワイパー」。こちらも振り付きで、今度はしっとりと。もろちんファンはPPPHをしてましたが。

坂本ちゃんの、「あなたのは持っていないけどお姉さんの芹沢直美のレコードは持っているわぁ」というマニアックな発言が元で、「黙っててあげる」を口ずさむ坂本ちゃんと我妻ちゃん、なんてレアなシーンも。我妻ちゃん、今は「48」というバーもやっているそうです(ファンの間では周知の事実なのですが)。

■今時代が求めているのか? 大人気な伊藤智恵理

最後に登場したのは伊藤智恵理。待ってましたと言わんばかりの今までにも増しての大声援。
白のニットに白い花を散らしたイメージのワンピース。リボンのモチーフが可愛らしい白い帽子もよく似合う。相変わらず細くてバンビみたいな彼女。
一曲目は「夢かもしれない」。ちょっとキーが高いが、そのせいかちょっとブリッコ(死語?)の入ったアイドル風の歌い方がまたいい感じ。今日はChieriではなく伊藤智恵理としての登場なんだしね。終始笑顔で歌う彼女は、生き生きとしていて、ほんと、嬉しそうでした。

坂本ちゃんとのトークでは、ファンの人からプレゼントをもらったら、ひよこ(銘菓ではなく本物の鳥の)が入っていた話など、テンポ良く楽しい話をしてくれました。歌ばかりかトークの腕も上げたようです(?)
坂本ちゃん曰く、彼女は新宿2丁目の人たちの人気が高いそうですが、本人喜んでました。

そして、2曲目のイントロと共に大きなため息にも似た歓声。12月に聴くのにふさわしい「雨に消えたあいつ」です。
ここぞというサビのところで一緒に振りをする人、一緒になって口ずさんでいる人、みんな思い思いにこの名曲をかみしめていました。

伊藤智恵理イラスト

1987年11月に発売されたこの曲を、16年後の12月に本人の歌唱で聴けるなんて、やはり奇跡と言えるでしょう。移り変わりの早いアイドル界、どんどん消費されていくアイドルソングの中でも、時代を超えて残る存在があるのも確かなんだな、と感動せずにはいられませんでした。

当時それほどヒットしたわけでもない伊藤智恵理ですが、その色あせない歌の力が今になって認められているというのは、ちょっと皮肉なようでもあります。でも本人にもやはり嬉しいことなんでしょうね、きっと。

■最後はお約束、握手会

アイドルイベントと言えば、締めは握手会。辻沢杏子、我妻佳代、伊藤智恵理の順番での握手です。アイドルミラクルバイブルシリーズのどのCDを買っても握手券がもらえたというのもあってか、来てたほとんどの人が握手会に参加していたようで、長蛇の列ができてました。
握手会の時、特に何も言うことがない場合、「頑張って下さい」というのが定番フレーズなんだけど、もう十分頑張ったかもしれないし、少なくともアイドルとして頑張ることはもうないと思われる三人、かける言葉が難しかったです。
ところで、歌を歌わなくてそれを色んな人に突っ込まれていた辻沢杏子は、しきりに謝り続けてましたね。また本人は場違い感を持ってしまったかも。

辻沢杏子イラスト

客層はやはり中年男性が多かったようですが、女性も結構いました。そんなにオタクっぽい人ばかりという感じでもなかったようです。
最後、禁止されている写真撮影をしていた客と関係者の間でちょっとした小競り合いがあったのも80年代的でしたが、それを除けば終始なごやかなムードでのイベントでした。

過去の楽曲のCD化のイベントに出るというのは、なかなか勇気のいることだったと思うのですが、今回イベントに参加された三人には感謝の気持ちでいっぱいです。
坂本ちゃんも言っていたように、ぜひまたイベントやってほしいです。
いつかどこかでまた会えますように。

追記:あれだけ報道陣が来てたのに、テレビのワイドショーでは全く取り上げられなかったようです。フセイン元大統領拘束と広末涼子の結婚のせいか…。とほほ。

(2003/12/16公開 文:えパ&あし イラスト:あし)


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