アルバム『あたらしい愛の詩』3曲目
男と女が別れる理由は、言葉にするといくつもあるけど、実際にはそんなに多くないのだろう。この歌の中では、「すれちがう生活に疲れ果てたわたしたち」というのが理由として述べられているが、実際の生活より、心の中のすれちがいの方が大きな原因ではないだろうか。毎日、会っていたってすれちがい起こることもある、これは、時間や場所という問題だけではない。そして、この心のすれ違いをカバーするために必要になるのが、会話。しかし、この歌には「もう言葉をさがすことにも疲れ果てたの」という歌詞があるように、楽しむためのふたりの共通言語を持ち合わせなくなってしまったのだ。
こうして、結局、別れることが決まったふたりだけど、あたしは振り返って考えている。「後悔しないこと」が何だったかを。うーん、実に前向きだ。![]()
アルバム『あたらしい愛の詩』4曲目
この歌の中に、あなたの感情はでてこない。あなたがどんな思いで私のもとを去ったのか、その時どんな事件が起きたのかについてはまったく触れられていない。
人は愛した人に対して、時にとても都合のよい解釈をすることがある。この歌詞の部分をみると、あなたは私のもとを離れ、他の女のところに行ったということが安易に想像できる。だけど、私はそのことさえも、私のためににしてくれたこと(わたしを自由にして)、と解釈しようとしている。
あまりに強い感情が沸き起こると、その感情についていけない心は自己防衛のために受け入れることを拒否する。この歌には、そんな拒否する心も感じる。ただ「不安なわたしを許したい」と言っているように、冷静な部分も残っているのが幸いである。![]()
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