「TEXAS LEAGUER'S HITS vol.9」ライブレポート
久しぶりにライブハウスに足を運んだ。
それも、初めての場所。渋谷駅から徒歩1分という好立地にある「shibuya PLUG」。西武百貨店の向かいのマクドナルドの地下2階にあった。予想するにまだ新しい箱であるらしく、非常にシャレていた。うーん、スタイリッシュ(死語?)な感じ。黒で統一された壁、まるで、シェルターに入り込むように地下2階までの長い階段を下りていく。
●TEXAS LEAGUER'S HITS vol.9
●2004年6月21日 19:00~
● shibuya PLUG
●canappeco/京太朗と晴彦/蝸牛/norinha
蝸牛(エスカルゴ)
http://www.bug-corp.com/bug/onthedeck/escargot/top.html
1980年、東京生まれ。2003年4月23日「slow life,slow music」でデビュー。
彼の曲を聴くのは、今回が初めて。衝撃的な言葉が並んでいた。歌詞の切り口がアーティストならではなんだよね。せっかくなので、耳に残った歌詞を記してみよう。
お化粧もしないで来て欲しい
君の匂いだって受けいれるさ
My socks are very bad smells.
耳で聞き取っただけなので、若干ヒアリングミスもあるかもしれないが、つまりこの歌、「匂い」がテーマなわけ。それも靴下の匂い。調べてみると「足のにおい」というタイトルだった。あぁ、納得。そうね。靴下の匂いや足の匂いまでも愛せるのが本当の愛?うーん、愛の道は険しい。
ここで、視聴できます!
足のにおい
続いて、「ブルースを歌えない」
誰かが不幸にならないと俺が幸せになれないんだ
新大久保を抜けて……
新大久保を抜けてというのは、今までの歌詞になかった場所設定かもしれない。そして、「生きることは甘くない」と歌うブルースを彼は歌えないと歌う。ブルースの世界って奥が深い。簡単には歌えません。
で、お次は、「最後の一つ」
冷え性の君の太陽を忘れさせないでいて欲しいんだ
これもおもしろい表現。冷え性の女性は多いもんな。あなたが太陽で私の手足をいつも温めてくれるってこと?あら、嬉しいじゃない!って感じ。だけど私は冷え性ではない。ざんねん。
ここで、視聴できます!
最後の一つ
新曲の「ベランダ」。
これは、曲の最後の一行です。
ベランダというタイトルで、
僕はフェンスをまたいだ
タイトルがベランダでなければ、聞き逃したかもしれないけど、思わず耳が止まりました。つまり……。これ以上は書けない。
さて、最後の曲は、タイトル聞き取れずで
赤い果実をくすねて
悪い魔女にそそのかされて
あとは君の亭主をどうにかするだけ
というまるでマザーグースを思わせる、残酷なおとぎ話のような一曲。
目を閉じて歌詞を聴いていると、一曲ごとに明確な世界が浮かぶ。これからが楽しみなアーティストだ。
norinha
http://www.bug-corp.com/bug/onthedeck/norinha/top.html
1978年、東京都港区南青山生まれ。2002年11月、デビューアルバム「Livre」を発表。2003年6月25日、第2弾ミニアルバム「aquarela」を発売。
先月、雑誌のインタビューでお話をさせていただいた。「ほわん」としたイメージの中に強さを持つ女性。
彼女がステージに現れた瞬間、初夏の風が吹いた。まるで夏の日差しを避けるようなつばの大きい帽子をかぶり、まぶしそうにライトを見上げる。そのライトが太陽のよう。
彼女の世界は、norinha風ボサノヴァ、さっきまではステージで蝸牛が危険なにおい放っていたのに、それを一気にぬぐう。異空間へ誘われた。このオーラはなんだろう?ラテン?そうかもしれない。人生って楽しいじゃん!って手放しで言いたくなる世界を彼女は見せてくれた。
インストルメンタルも、日本語も、英語も、ポルトガル語も、次々と届く音が、地球はひとつさ!と思わせてくれるライブだった。


状況: