妻の卒業式 第三話
『仕事を下さい!』
2004年7月12日 21:15~放送
離婚だけならまだしも、会社を辞めるとまで言い出した夫に強く詰問する妻。娘にもすべてばれてしまい。さぁ、どうなる?
■どうすればいいの?
妻は言う。会社まで辞めると言い出した夫に対して、結婚を控えた娘のことをどう考えているのか。所詮、私のことも、娘のことも愛していなかったのでしょうと。
夫は言う。これまで、会社でがんばれたのは、君のおかげだ。これから、どうするかは、ゆっくり考ええたい。その間、この家に置いて欲しいと。
娘は納得がいかなかった。離婚と退職の話を聞き、祖母の家に家出した。しかし、祖母の計らいで妻と娘は話し合うことに。「結婚を前に、結婚が何なのか分からなくなった」と娘は言う。父親が離婚を言いだした理由を、「お母さんはお父さんを愛していなかった。給料を持ってくればいいと思っていた。いつも生活費の計算ばかりして、人生を生きているというより、生活を追いかけているようだった。それをすべてお父さんと私のためというのは迷惑だった。仕事を辞めたのも私ができたためと言われるのは辛かった」。娘は、思っていたのだ。自分が母の夢を奪ったのだと。
夫は、家事をし始めた。妻は居場所がなくなった。娘の言った「人生を生きる」ということを考え始めた。そして、昔働いていたウィンドーディスプレイの会社に仕事をさせてくれと頭を下げにいく。25年というブランクはあるが、頑張るという言葉に日雇いで仕事をもらう。
夫が告白する。結婚前や娘ができる前のように、ウィンドーディスプレイの仕事を終えた妻を夫が待っていた。夫が持ってきたコーヒーを飲みながら、夫は、クリエイティブな仕事をする妻がうらやましかったと。そして、妻は自分に才能がないことを知っていた。娘ができたことで、渡りに船という気持ちで辞めた。ただ、それを認めたくなかった。娘の言葉でそれに気づいたと。
夫は、家事をやってみて、家事の大変さを感じていた。そして、もうお手上げだと。
娘が帰ってきた。そして、婚約者と別れると言い出す。
■いただきワード『決まってないことを楽しむよ』
良い高校に行って、良い大学に行って、良い会社に入って、出世する。それが幸せの形とされていた時代がある。もちろん、今もそれはひとつの幸せの形。だけど、万人に通用するものではない。先が見えることは安心で、安心は幸せに繋がるが、見えているといっても完全に保証されているわけではない。だから、突然崩れると、修正できなくなる。今回の夫が呟いた「決まってないことを楽しむよ」。これってすごく強い言葉だと思う。決まっていない未来を楽しんでしまう。相当、勇気がいることだけど。


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