相棒 -3rd Season-

テキスト・伊藤緑
2006/03/19

相棒 -3rd Season- 第11話

『ありふれた殺人』

今回は、社会的な問題にメスを入れるという感じのストーリー。こういうの好きだなぁ。ドラマは単なる娯楽でなく、時にいろんなことを教えてくれるものであるのだ。

■ありふれた殺人

薫は道で、小宮山という男に20年前に若い女性を殺したと自首をされる。しかし、殺人事件の時効は15年。民事でも20年。刑事、民事とも時効が成立した事件であった。そのため、警察は罪を裁くことができない。また、犯人が自首した理由は、自分が狙われている気がするからということで、反省の色は全くない。当時の担当刑事、港に、事件のあらましを聞く右京。一方、被害者の両親は、犯人の自首を知り名前を教えて欲しいと毎日警察を訪ねてくる。しかし、名前を教える訳にはいかない。それは、新たな復讐という事件を生む可能性があるからだ。しかし、数日後、何者かに小宮山が殺される。被害者の両親は疑われる。しかし、小宮山の隣人、鈴木の証言より、港が小宮山を訪ねていたと判明。港に疑いが掛かる。だが、事件はそんな単純ではなかった。いや、もっと単純だったのだ。鈴木が、毎晩遅くまで大きな音で音楽を聴く小宮山に腹を立てて殺したのだ。

■ちょこっとコメント

加害者の人権ばかりが守られ、被害者や被害者の遺族に対する人権が軽視されているのではないか、ということを鋭く切った作品となった。時効の基準はいったいどこにあるのか考えさせられた。時間が経ったからといって被害者や遺族の痛みは消えるものではない。

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