2時間ドラマ探訪

テキスト・伊藤緑
2006/03/19

第十六回:「スチュワーデス刑事(9)」

新年のお楽しみ「スチュワーデス刑事」。3人のスッチーも歳を重ねてきましたね~。今は、いつまでやってくれるかがたのしみ。そして、由紀子の結婚はいつかあるのかなぁ。でもいつか2代目ってのも考えられるよね。このシリーズ。しかし、まったくもって、このスッチーたち、客室乗務員であって刑事ではない。あしからず。

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●放送日
2005年01月07日放送(金曜エンタテイメント)
●出演
財前直見(坂東飛鳥)、水野真紀(岡村由紀子)、木村佳乃(佐藤瑠璃)、村田雄浩(坂東圭司)、平泉成(川上勝男)、二瓶鮫一(近藤達夫)、北村総一朗(大沢部長)、小日向文世(下山浩次)、高田万由子(下山淑子)、東幹久(美里秀樹)ほか
●シリーズの歴史
旅行好き、酒好き、おいしいもの好きのJAL国際線のスチュワーデス3人、飛鳥、由紀子、瑠璃が、最高のチームワークで事件を解決していく。決して、彼女たちは刑事ではないのだけど、タイトルは「スチュワーデス刑事」。これ如何に? 毎回、由紀子が惚れる相手が事件に関わっているというのもポイント。

☆「スチュワーデス刑事」これまでの放送
1997年01月10日 スチュワーデス刑事(1)
1998年01月09日 スチュワーデス刑事(2)
1999年01月08日 スチュワーデス刑事(3)
2000年01月07日 スチュワーデス刑事(4)
2001年01月05日 スチュワーデス刑事(5)
2002年01月11日 スチュワーデス刑事(6)
2003年01月10日 スチュワーデス刑事(7)
2004年01月16日 スチュワーデス刑事(8)

●スタッフ
脚本…伴一彦
プロデュース・演出…本間欧彦

■ストーリー

JAL国際線のスチュワーデス3人、飛鳥(財前直見)、由紀子(水野真紀)、瑠璃(木村佳乃)が、JALTVというインターネットTVの取材でオーストラリアへ。シドニー、ブロークンヒル、アデレードを大陸横断寝台特急で移動。そしてメルボルン、グレートオーシャンロードへ。アデレード郊外のワイン産地、バロッサバレーではワイン、セントギルダではエステを堪能するという豪華な旅だ。

その旅で、由紀子がまた恋に落ちる。恋の相手は、キャリア警察官の美里(東幹久)。3人と美里は同じ列車でオーストラリアを旅する。しかし、その旅の間に、美里のおじ、獣医の下山(小日向文世)が自宅のワインセラーで殺される。疑いは美里の向くが、彼はオーストラリアを旅しており、アリバイがある。しかし、列車内では、3人と美里は10両離れた車輌におり、顔を合わせて居ない時間が長かった。

事件の解決は時差から。オーストラリアは、国内で時差がある。列車移動中に時間を直すように車掌からのアナウンスがあったが、美里は時間を直していなかった。列車に乗っていなかったことが明らかになる。そして、美里の両親が過去に殺害されており、第一発見者の下山が犯人ではないかと美里は疑っていた。

しかし、それらすべては違ったのだ。美里の両親は自殺だった。発見した下山は、美里に自殺であったことを隠すために、殺人事件であったようにすり替え、遺書を隠したのだ。両親を亡くした子どもが生きて行くには、大きな憎しみが時に必要となる。では、下山を殺したのは誰か? 下山の病院で働く看護婦が、下山に言い寄っていた。それを下山の浮気を勘違いした妻の淑子(高田万由子)が、ワインセラーで殺したのだった。ワインセラーは、室温が一定のため、殺害時間がはっきりと出る。それを利用し自分のアリバイも用意していた。しかし、悲しいかな。下山は浮気などしておらず、淑子を誰よりも愛していたのだった。

■ライター的コメント

言葉にしないと通じないことはたくさんある。このドラマの中で、下山が美里にもっと早く両親の自殺の事を告げていれば、美里は下山に対して殺意を持つことはなかった。そして、妻、淑子に対しても、もっと愛情表現をしていれば、勘違いされることはなかった。誰も悪い人間ではない、ただ、思いこみが過ぎた。それを止めることができなかった。悲しいことである。

■気になる出演者

水野真紀:1970年3月28日生 東京都出身
初代“キレイなお姉さん”の彼女も、昨年結婚。人妻になった。そして、結婚して初めて放送される「スチュワーデス刑事」。ドラマの中では、33歳になっても嫁にいけないスチュワーデスを演じている。そして、毎回「高度1万メートル、運命の出会い!」を夢見ているちょっと不思議キャラが入った女性。ぜひ来年も「高度1万メートル、運命の出会い!」を夢見る女性を演じて欲しい。今回は木村佳乃のセリフに「由紀子先輩が好きになる人は、いつも殺されるか犯人か」なんていうのがあった。さすがに今回は、殺されなかったし、犯人でもなかったけど、今後のストーリーのためか、結ばれることはなかった。

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