2時間ドラマ探訪

テキスト・伊藤緑
2006/03/19

第七回:「西村京太郎トラベルサスペンス 寝台特急(ブルートレイン)八分停車」

昼間は暑くても、夜になるとすっかり涼しくなってきましたね。エアコンとはお別れして扇風機のみで暮らしています。非常によく眠れる。昨日は、なんと20時間以上寝てしまった。そして、先週、眼鏡をかけてトイレの壁に激突し右目のまぶたを切ってしまいました。一応、病院にいって見てもらって、大事には至らなかったけど、腫れてるし、痛いし、うーん、冷やして治療しています。

「2時間ドラマ探訪」は、「れんドラ110」のメルマガで、連載しています。

●放送日
2004年08月18日放送(女と愛とミステリー)
●出演
小林稔侍(亀井刑事)、神田正輝(十津川警部)、藤真利子(中根恭子) 若林豪(高橋保)、三浦浩一(斉藤秀雄)、坂上忍(下刑事)、 山村紅葉(泉洋子刑事)、尾形大作(山本刑事)、津村鷹志(江島医師)ほか
●シリーズの歴史
西村京太郎原作の亀井刑事、十津川警部のシリーズは、各局で役者を変えて放送されている。「女と愛とミステリー」では、亀井刑事は小林稔侍。十津川警部は一回目は、萩原健一だったが、二回目からは神田正輝が演じている。「土曜ワイド劇場」では、亀井刑事は愛川欽也、十津川警部は高橋英樹(以前は三橋達也)。「月曜ミステリー劇場」では、亀井刑事は伊東四朗、十津川警部は渡瀬恒彦。こんな風に各局で配役を変えて放送されるのも実は楽しみだったりするのだ。わたし的に、一番ぴったりきているのは、愛川亀井刑事なんですけどね。さて、このシリーズは3回目の放送。過去2回はこれです。

2003年04月23日 西村京太郎スペシャル 亀井刑事・十津川警部 トラベルサスペンス  日本一周「旅号」殺人事件
2004年01月07日 西村京太郎サスペンス 寝台特急「はやぶさ」の女

なんちゃんって“鉄ちゃん”の私は、列車トリックが大好き! だから、ドラマを見ながら、新幹線で追いかけるんだよ。とか、飛行機で東京に戻ってから行くんだよ。なんて、つっこみながら見ています。

■ストーリー

ファッションエステ嬢殺しの捜査中に腎臓結石で病院に入院した亀井刑事(小林稔侍)。眠れず夜中に病院内を歩いていると、「ブルートレインが停車する8分間で、必ず奴を殺してやる」という言葉を聞く。ブルートレインと8分という時間から、寝台列車ブルートレイン「出雲」の京都駅での停車時の殺人と狙いを定め、捜査に入る。

そして、その時間、車内でひとりの客がけがを負わされた。東京では、病院の経理課長が毒を飲んで殺されていた。列車に乗っていたのは、斎藤医師(三浦浩一)。どうやら、亀井たちの注意をけが人に向けさせ、その間に京都から東京の殺人を行ったようだ。方法は電話。京都駅のホームから電話をして、あらかじめ毒をいれておいた酒を飲ませたのだ。まさに8分の殺人だ。

殺人理由は、公金横領。しかし、病院内では調べを打ち切ってしまう。調査担当は中根医師(中根恭子)。彼女は、1年前に起きた医療事故でファッションエステ嬢になっていた元看護師に脅されており、その女を弾みで殺してしまったのだ。そこを、斎藤に見られ、仕方なく殺人の共犯となった。しかし実際は、元看護師はその場では死んでおらず、のちに斎藤が殺したことが判明する。

病院内では、斎藤を疑う江島医師(津村鷹志)が目障りになった斎藤は、再度ブルートレインを使っての殺人を中根医師に持ちかける。中根は、耐えきれず自殺を試みるが、亀井刑事に助けられ、斎藤逮捕のために一芝居うつ。芝居に気づかない斎藤は、「出雲」、「あさかぜ」を使った犯罪を終え、安心した直後、逮捕される。

■チェックポイント

番組が始まって20分あたりで、若林豪が長井秀和のマネで「間違いないっ!」と言ったのには驚いた。でも、笑わせていただいた。
さて、今回は列車トリック。ブルートレインが日本で21本しか走って居ないことに驚いた。登り下りで42本だそうだ。一度でいいから乗ってみたいと思うけど、仲々チャンスがないなぁ。そして、トリックのひとつのポイントが、特急が特急を抜かすということ。「特急出雲」を「特急やくも」が米子で抜くということ。列車って面白いです。実は、時刻表みるのかなり好きなんです。
今回、トリックに使われたブルートレイン、「出雲」、「あさかぜ」などはこちらで見られます。
http://hp1.cyberstation.ne.jp/mtakagi/blue/toukai.htm
あと、寒緋桜の紹介も良かったな。まさか、こんなに紅色だとは思わなかった。こちらで、チェックできます。
http://www.hana300.com/kanhiz.html

■気になる出演者

小林稔侍:1943年02月07日生。和歌山県出身
彼も密かに、2時間ドラマにけっこう出ています。「税務調査官 窓際太郎の事件簿」はすでに11回を迎え、「炎の警備隊長 五十嵐杜夫」、「いなか刑事 伊原泰三の退職捜査日誌」、「保険調査員 しがらみ太郎の事件簿」、「女弁護士 朝吹里矢子」。連ドラでは、「科捜研の女」にレギュラーで出ていますね。正直、この記事を書くまで、小林稔侍と小林薫が兄弟?って思っていたのですが、どうやら違ったよう。同じような勘違いした人のサイトに出会いました。

小林稔侍 所属事務所(鈍牛倶楽部)
http://www.dongyu.co.jp/index.htm
今回、一緒に出演の藤真利子も同じ事務所だ。

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