2時間ドラマ探訪

テキスト・伊藤緑
2006/03/19

第三回:「美人三姉妹の推理旅行」

2時間ドラマが以前より、気になるようになってきました。おもしろそうなものをピックアップせねば~、という義務感。あんまりシリアスなものより、旅した気分になれるものをついつい選んでしまいます。

「2時間ドラマ探訪」は、「れんドラ110」のメルマガで、連載しています。

●放送日
2004年06月26日放送(土曜ワイド劇場)
●出演
とよた真帆(園田奈津子)、大島さと子(大城彩)、中山忍(園田里美) 萩尾みどり(マリー・オブライアン)、大寶智子(相沢律子)、ひかる一平(与那嶺信二)、鴨居俊樹(升毅)、鴨居泰江(栗田よう子)ほか
●シリーズの歴史
「美人三姉妹の推理旅行」は、今回初めての放送。沖縄のリゾートホテルのオーナーである長女・大城彩(大島さと子)、警視庁六本木署の刑事である次女・園田奈津子(とよた真帆)、そして、女医師の三女・園田里美(中山忍)。実年齢では、14歳の年齢差があるこの三姉妹、この組み合わせでの美人三姉妹がシリーズ化になるか、楽しみだ。

2時間ドラマにみる三姉妹シリーズいろいろ

●花吹雪美人スリ三姉妹:萬田久子、杉本彩、辺見えみり
●美人三姉妹温泉芸者が行く:斉藤由貴、水野真紀、今村恵子
●三姉妹探偵団:和由布子、河合美智子、遠藤由美子
ここで、ギブアップ!

そして、三姉妹神社を発見!驚きました。

■ストーリー

東京で働く次女・園田奈津子(とよた真帆)と三女・園田里美(中山忍)が、休暇を取って、長女・大城彩(大島さと子)がオーナーをつとめる沖縄のリゾートホテルへ遊びに来た。ダイビングを楽しんでいた奈津子と里美は、水中に沈む鴨居泰江(栗田よう子)を発見。引き上げるが、すでに死亡しており、二人は刑事と医師という経験から、事故でなく殺人と判断する。泰江は、健康医療センターを設立しようと計画し、ホテルに滞在している東京の医療財団会長・鴨居俊樹(升毅)の妻だった。

そんな中、六本木でも事件は起こる。鴨居の相談役・山根(鈴木一功)が殺されたのだ。奈津子は東京に呼び戻され、沖縄と六本木で起こったふたつの事件の関係を探りつつ事件を解く。

事件の発端は、6年前の交通事故にあった。当時、個人病院だった鴨居外科医院の前で事故は起き、けが人はすべて鴨居外科医院に収容された。しかし、重傷だった山根の息子秀人は、設備の整った聖徳記念病院に転送された。しかし、その後亡くなった。そして、成徳記念病院で秀人を担当した医師・与那嶺(ひかる一平)が自殺していたことが発覚する。続いて、与那嶺の当時の婚約者が、医療センター建設について取材をしているライター相沢律子(大寶智子)であり、秀人の母が医療センター建設のツアーに参加しているマリー・オブライアン(萩尾みどり)であることも明らかに。

事故の関係者はもう一人いた。成沢もその時、けがをおっていたのだ。泰江は、重傷だった秀人を差し置き、代議士である成沢に恩を売るため、先に治療をするよう鴨居に言ったのだ。それが、原因で秀人は死んだ。そして、代議士に恩を売ったことで、個人病院だった鴨居外科医院は財団になった。

犯人は、ズバリ! マリー・オブライアン。元夫の山根は息子の死をネタに、鴨居をゆすり、今の地位を得ていた。そして、泰江は、息子を死に至らしめた原因を作った人間。あとは、鴨居を殺せば、思いは達成できるところまで来ていた。しかし、これ以上、罪を重ねさせる訳にはいかない。三姉妹は、最後の殺人を止めた。 そして、与那嶺は自殺ではなく、鴨居の指示で山根に殺されていたことも分かる。その事で、律子もマリーの計画に協力をしていた。

■チェックポイント

第一の殺人は、毒物を使ったもの。カプセル錠のビタミン剤を常用しているという習慣を利用した殺人。カプセルに毒を混入させれば、胃で溶けるまでの時間(約30分から40分)をかせぐことができる。推理小説好きの人なら、これは常識かな? 第二の殺人は、昼間に起きている。それも六本木という人の多い場所。なぜ、昼間だったのかが、事件を解くポイントとなった。昼間にしか、その場所にいられない。つまりアリバイが作れないということなのだ。日帰りで、沖縄と東京を往復する。だから昼間にしか殺人を犯せなかった。
そして、車椅子で生活をしているマリー・オブライアンは、最初から気になっていた。車椅子であるというハンディが彼女を犯人であることから遠ざけるという作為を感じたからだ。そして、ビンゴ! 彼女は本当は、歩くことができた。番組冒頭で、車椅子から落ちた彼女を助け起こした医師である里美が、不思議そうな顔をしたのは、かなり分かりやすい合図だったな。車椅子で生活をすれば、身体を支える腕には筋肉がつく。しかし彼女の腕は細かったのだ。
さーーて、三人それぞれの職業を駆使して事件を解決した三姉妹シリーズ第一弾。今後、シリーズ化されるか、うーん、気になる。

■気になる出演者

中山忍:ご存じの通り中山美穂の妹。姉妹で活躍する芸能人は珍しくないですよね。それも、同じ女優だったり、歌手だったりっていうのが多い。この姉妹も歌手であり女優であるから、まったく重なっている。そして、二人とも最近は女優がメインになっているのも同じ。姉との歳の差は3歳。すでに、デビューしていた姉に芸能界入りを相談したよう。ドラマデビューは男闘呼組主演の『オトコだろっ!』。1988年、15歳だったんだ。おぉ、びっくり。
最初は、「お姉さんになんとなく似ているけど、顔はちょっと地味かしら」っていう印象だったな。お姉さんの方が華がある。だから、なぜ彼女はデビューしたのか? なんて勝手に思っていた。だって、姉妹で同じ仕事をするのは、相当の覚悟がいること。親の七ひかりという言葉があるけど、親の名を超えるのと同じように、先にデビューしている方の名を超えるのは難しい。しかし、挑戦したんだよね。で、今は、姉が結婚・出産で仕事を休んでいることも手伝って、彼女の方がテレビで見る機会が多い。連ドラの主演は、ちょっと難しいけど、2時間ドラマには、いろいろ出てくれているなぁ。なんと、
7月5日放送:月曜ミステリー劇場『万引きGメン12』
7月12日放送:月曜ミステリー劇場 森村誠一サスペンス4『街』
と、続けて出演しています。
舞台もやっているようですね。
中山忍公式サイト

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