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2003年09月15日付けTOP10

  1. 虹(福山雅治)
  2. ハダシの未来(嵐)
  3. moon gate(day after tomorrow)
  4. MONSTER TREE(SHAKALABBITS)
  5. 異邦人(TAK MATSUMOTO featuring ZARD)
  6. Be My Love(SPEED)
  7. ふたつ星(I WiSH)
  8. forgiveness(浜崎あゆみ)
  9. 思い出だけではつらすぎる(柴咲コウ)
  10. 夏の終わり(森山直太朗)

の中から今週の「聴いてみ!」は、

「思い出だけではつらすぎる」ジャケット 9位
思い出だけではつらすぎる
柴咲コウ
作詞:中島みゆき
作曲:中島みゆき
柴咲コウ - 思い出だけではつらすぎる - EP - 思い出だけではつらすぎる

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『はやり歌なら、これ聴いてみ!』

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■バックナンバー

第118回「POP STAR」平井堅
第117回「どうよ?」nobodyknows+
第116回「蒼の世界」レミオロメン
第115回「Sweet Mom」柴咲コウ
第114回「Be My Last」宇多田ヒカル
第113回「気がつけば あなた」松浦亜弥
第112回「ENDLESS STORY」REIRA starring YUNA ITO
第111回「スタート」KREVA
第110回「GLAMOROUS SKY」NANA starrting MIKA NAKASHIMA
第109回「8月のクリスマス」山崎まさよし
第108回「東京」福山雅治
第107回「奇跡/夏陰/サナギ」スガシカオ
第106回「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」サンボマスター
第105回「BANG!BANG!バカンス!」SMAP
第104回「BOHBO No.5/神の島遥か国」サザンオールスターズ
第103回「未来」Mr.Children
第102回「Butterfly」倖田來未
第101回「Here I Am/New Album Playlist」globe
第100回「Dreamland」BENNIE K
第99回「小さな恋の夕間暮れ」森山直太朗
第98回「I am a father」浜田省吾
第97回「恋におちたら」Crystal Kay
第96回「たしかなこと」小田和正
第95回「君の思い描いた夢 集メル HEAVEN」GARNET CROW
第94回「ループ」坂本真綾
第93回「I Wanna Go To A Place...」Rie fu
第92回「親愛なるあなたへ...」ロードオブメジャー
第91回「影踏み」一青窈
第90回「僕たちの行方」高橋瞳
第89回「絶望と希望」川嶋あい
第88回「リルラ リルハ」木村カエラ
第87回「Delightful」鈴木亜美
第86回「チェリッシュ」NEWS
第85回「ツバサ」アンダーグラフ
第84回「*〜アスタリスク〜」ORANGE RANGE
第83回「feel my soul」YUI
第82回「三国駅」aiko
第81回「NO MORE CRY」D-51
第80回「未来の地図」Mi
第79回「Love, needing」倉木麻衣
第78回「JOY」YUKI
第77回「CALL ME」YOSHII LOVINSON
第76回「青いベンチ」サスケ
第75回「Anniversary」KinKi Kids
第74回「マツケンサンバII」松平健
第73回「楽園」Do As Infinity
第72回「僕はMusic」CHAGE&ASKA
第71回「泣いたりしないで」福山雅治
第70回「花」ORANGE RANGE
第69回「チキンライス」浜田雅功と槇原敬之
第68回「思いがかさなるその前に…」平井堅
第67回「君に逢いたくて」Gackt
第66回「育つ雑草」鬼束ちひろ
第65回「遭難」東京事変
第64回「永遠にともに」コブクロ
第63回「innocent starter」水樹奈々
第62回「仮面ライダー剣 ELEMENTS」RIDER CHIPS Featuring Ricky
第61回「永遠のともだち feat.AKIHITO OKANO」Fairlife
第60回「ジグソーパズル」ソニン
第59回「シスター」ポルノグラフィティ
第58回「時の舟」松たか子
第57回「クライマックス」スガシカオ
第56回「Home Sweet Home」YUKI
第55回「紅く燃ゆる太陽」NEWS
第54回「INSPIRE」浜崎あゆみ
第53回「僕が一番欲しかったもの」槇原敬之
第52回「女子かしまし物語」モーニング娘。
第51回「Wonderland」稲葉浩志
第50回「GALAXY」RIP SLYME
第49回「スカイウォーカー」奥田民生
第48回「かけがえのないもの」ZARD
第47回「風/贈る言葉」上戸彩
第46回「ココロオドル」nobodyknows+
第45回「桜木町/シュミのハバ/夢の地図」ゆず
第44回「LOVE&HONEY」倖田來未
第43回「ループ&ループ」ASIAN KUNG-FU GENERATION
第42回「Motherland」Crystal Kay
第41回「涙」ケツメイシ
第40回「瞳をとじて」平井堅
第39回「Old Fashioned Love Song」RAG FAIR
第38回「彩〜Aja〜」サザンオールスターズ
第37回「アルエ」BUMP OF CHICKEN
第36回「Moments」 浜崎あゆみ
第35回「青春謳歌」 3B LAB.☆
第34回「全てが僕の力になる! 」 くず
第33回「Pieces」 w-inds.
第32回「GLORY DAYS」175R
第31回「まっ白」小田和正
第30回「やさしいキスをして」DREAMS COME TURE
第29回「さくらんぼ」大塚愛
第28回「スターゲイザー」スピッツ
第27回「街角-on the corner-」ゴスペラーズ
第26回「太陽」森山直太朗
第25回「世界に一つだけの花」SMAP
第24回「Jupiter」平原綾香
第23回「桜(03.12)」河口恭吾
第22回「悲しみをやさしさに」little by little
第21回「心に花の咲く方へ」ASKA
第20回「Our Christmas」久保田利伸
第19回「ラブラブ マンハッタン」TOKIO
第18回「YOUR NAME NEVER GONE」CHEMISTRY
第17回「掌/くるみ」Mr.Children
第16回「夢物語」タッキー&翼
第15回「ビバ★ロック」ORANGE RANGE
第14回「SECRET LOVE STORY」氣志團
第13回「僕と不良と校庭で」山崎まさよし
第12回「BEAUTIFUL DREAMER」GLAY
第11回「きみをつれていく」安倍麻美
第10回「AMBITIOUS JAPAN!」TOKIO
第9回「メリッサ」ポルノグラフィティ
第8回「HOW TO GO」くるり
第7回「一人ジェンガ」矢井田瞳
第6回「思い出だけではつらすぎる」柴咲コウ
第5回「虹」福山雅治
第4回「Beautiful Fighter」鬼束ちひろ
第3回「薄荷キャンディー」 KinKi Kids
第2回「アンドロメダ」 aiko
第1回「H・A・N・A・B・I〜君がいた夏〜」ZONE

第6回「思い出だけではつらすぎる」柴咲コウ

先週紹介した、福山雅治『虹』が1位に残りましたね。ドラマ効果もあったのかな? そして今週もまた、新しい曲が続々と。夏の終わりだけに『夏の終わり』も再浮上! 個人的には、初登場17位の『気まぐれ道中』坂本冬美が嬉しい感じです。

●柴咲コウって?
→事務所公式サイト
→レコード会社公式サイト

1981年8月5日生 東京都出身。99年頃から女優としていくつかの番組に出演。2001年の「レッツ・ゴー!永田町」にレギュラー出演。2002年4月〜6月には、「空から降る一億の星」、「夢のカルフォルニア」と2つのドラマに掛け持ちレギュラー出演も。歌手デビューは2002年7月24日。目力には脱帽。

■「中島みゆき」節をどう歌う?

作詞作曲 中島みゆき による「思い出だけではつらすぎる」。Bメロからサビの歌い上げるあたりみゆき節がでてますね。そして、荘厳な音をバックに言葉を必死に歌おうとする柴咲コウの健気さがサビ中の「つらい」という単語をよりリアルにしています。
さて、中島みゆきの曲を歌う歌い手はけっこういます。こちらの中島みゆき提供楽曲一覧を参考にしていただければと。しかし、その中で、今回の柴咲コウのように書き下ろしで提供を受けた歌い手となると数が減るんですよね。これってかなり嬉しいお話でありつつも同じだけのプレッシャーを感じることです。歌唱力が思いっきり試される感じ。
そんな、みゆきソングを繰り返し提供されている人は、やはりそんなに多くなくて、以下の5人くらい。

研ナオコ
日吉ミミ
桜田淳子
柏原芳恵
工藤静香

これは、歌唱力だけでなく、相性も大きいと思いますけど。そんなわけで、今回初めて、書き下ろしソングをいただいた柴咲コウは今後もみゆきソングを歌うことになるかどうか、ちょっと興味のあるところです。 余談ですが、カタカナ名前ってことでは、可能性は高いわけです。ナオコ、ミミ、コウ。

■詩的な歌詞

『思い出だけではつらすぎる』という分かりやすいタイトルに対して、歌詞の中身はとっても詩的。具体的な物品はまったく置かないという徹底した歌詞なのです。イメージさせる物は、ほとんどが形容する言葉+名詞の組み合わせで表現されているところがポイントかも。たとえば、以下のようにね。

むずかしい言葉
風のように距離
雨のように時
さまよった足跡
凍えきった涙
ありえない窓
本当の鍵
寒いニセモノ
義足

抽象的なこれらの言葉を使って、それでも確実に聴き手に映像を描かせているのは立派。
個人的には、「寒いニセモノ」という表現が面白くて好き。すでに、じっくり聴いた方、どんな映像が浮かんでますか?
もちろん、人それぞれだけど、この2つの言葉で確実に海岸線に連れて行かれているはず。

波の彼方へ
引き潮にまかせましょう

そして、海岸線に連れて行くだけでなく、「彼方へ」、「まかせましょう」で「思い出」というものを処理しちゃってます。お見事! でも、出だしで

むずかしい言葉であなたの居場所を告げないで さがせないから

と言っている割に、この歌詞はじっくり読ませる難しい作品です。

公開:2003/09/19  TEXT・みど
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