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テキスト&イラスト・芦之由
2009年11月14日

仁先生は神になるのか?:JIN -仁-

時代劇にも幕末にも興味がないし、医療モノが好きというわけでもないんだけど、TBS日曜劇場「JIN -仁-」(日曜よる9時)には第1話から引き込まれてしまった。息をつかせぬ展開にドキドキさせられ、続きが気になっちゃうドラマだ。視聴率も右肩上がりのようで、なにやら「ルーキーズ」と同じような盛り上がりを感じるな。

【似顔絵イラスト】仁先生(大沢たかお)と咲(綾瀬はるか)
仁先生(大沢たかお)と咲(綾瀬はるか)

とにかく、スケール感のあるドラマだ。連ドラ出演は8年ぶりという大沢たかお、7年ぶりの中谷美紀をはじめとした豪華メンバーだし、SF・医療・歴史の知識に裏付けされたストーリーも壮大だ。江戸の町並みを再現した映像もスゴイ。セットとCGの合成だと思うのだが、あれだけのクオリティのものを毎週見られるとはいい時代になったもんだ。

現代から江戸時代へタイムスリップした脳外科医の南方仁(みなかた・じん)は、未来の医療知識や技術を使って江戸時代の人を助けてしまう。南方仁という名前は宗方仁(むなかた・じん)っぽいが、TVドラマ版「エースをねらえ!」で宗方仁を演じたのは、「JIN -仁-」で坂本龍馬を演じている内野聖陽だったね。南方仁の江戸時代での活躍ぶりが、坂本龍馬の生き方に影響を与えるという設定も面白い。

当時まだ開発されてなかったペニシリンを南方仁が開発する回では、「神に背く薬の誕生」とのタイトルが。まさに歴史を変えてしまう神に背く行為だが、南方仁が神に近づく行為とも言えよう。仁(JIN)から神(JIN)へ。綾瀬はるかに神と慕われちゃったら、照れてJINJINといったところだね。なお、竹本孝之の曲は「てれてZIN ZIN」という表記でした。

もしあなたが江戸時代にタイムトリップしたとして、神と呼ばれる存在になれるだろうか? 今の自分が持っている技術やスキルって、江戸時代には何の価値もないという人が結構多いのかも。そもそもわたしはパソコンがないと何もできないから、神にはなれないなぁ。

今日の蛇足

直らなかった病気が治るようになる、人の死が遠くになると死生観にも影響を与えるんじゃないかな。1話でひどいケガをした戸田菜穂を、江戸時代のひとたちが結構あっさりあきらめようとしたのが印象的だった。

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