気になる番組

テキスト&イラスト・芦之由
2009年4月16日

貴子さんフォーエバー:渡る世間は鬼ばかり

渡る世間は鬼ばかり」(TBS系)の第9シリーズが終了、貴子さんは中国へ行ってしまったよ。
貴子さんとは、えなりかずき演じる眞の彼女で、今シリーズの陰の主役と言ってもいいようなキャラクターだった。その非の打ち所のない好人物ぶりは、渡鬼ウォッチャーのおばさま方にも気に入られていたんじゃないかと思う。貴子さん役の清水由紀は、街を歩けば本人と役柄とを混同したおばさまから質問攻めにあって大変だったんじゃないかなぁ。

【イラスト画像】渡る世間は鬼ばかり 清水由紀と角野卓造&えなりかずき
「おかくら」の仕事着を脱ぎ捨て人民服へ

実は今シリーズで遅すぎる「渡鬼」デビューだったわたし。最初は貴子さんというキャラクターの時代錯誤でご丁寧な喋り口が面白くて見始めたんだけど、だんだん貴子さん以外のシーンも気になるようになった。次回シリーズ以降で貴子さんが出なくなっても、きっと見続けると思うのだ。

今シリーズの見どころとしては、角野卓造が演じる眞の父が商店街の仲間と結成した「おやじバンド」の存在も外せない。貴子さんがおやじバンドのマネージャー役を買って出ることで、「おやじバンドの動向」と「眞と貴子さんの結婚ばなし」という別々だった二つのストーリーがクロスしたのはウマイと思った。最終回ではおやじバンドのコンクールの日に貴子さんは中国に旅立つことになり、出来過ぎた展開とはいえ、もう涙、涙となってしまうのだ。

ところで、「歌のおにいさん」(テレビ朝日系)の略称「歌おに」って「渡鬼」と似てるね。嵐の大野智主演の歌おには、若者の葛藤を描いてあれはあれでよかったのだが、やっぱり歌おにより渡鬼のほうがしっくりくるわたしはトシをとったということなんだろう。清水由紀を見る目も、どちらかといえば親目線だしね。

今日の蛇足

最近の渡鬼シリーズはDVD化されていないようだ。いまさら全シリーズ見直すという人も少ないと思うが、見ようと思っても見れないのは残念な気もする。今シリーズは清水由紀ファンのためにもぜひDVDかBlu-ray化を。

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コメント(1件)

私も途中から、「渡鬼」を見てました。
橋田脚本の巧みさを感じながら最終回を見ました。受験、就職、倒産、結婚、おやじバンドなど現在の実情が含まれて、見ごたえがありましたね。ホントに、あの家族がいるように思えて仕方ないですね。また橋田先生は、渡鬼の続きを書くんでしょうか?

ところで「歌おに」の方は、うたのおにいさん本家のNHKの番組(MCが関根麻里ちゃん)に、大ちゃんが矢野健太の名前で、主題歌を歌ってましたね。最近、NHKって変わってきてますね。変わったといえば…おかあさんといっしょのキャラクターが変わっちゃいましたね(^^)
(我が家は、娘たちが20歳を過ぎようとしてるので、殆ど見なくなりましたが…)

Posted by 郡山の夕子 at 2009年4月16日

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