硬派なデザイン情報番組とはなちゃん:Design Channel
テレビ東京の金曜深夜2時45分という微妙な時間帯に放送しているデザイン情報番組が「Design Channel」だ。サイトの説明によると「デザインジャーナリストが編集長をつとめB to Bの視点で作る硬派なデザイン情報番組」とのことである。
しかし、エンターテインメント性を抑えているという点で硬派な番組なんだけど、はなちゃんがパーソナリティを務めていることにより、硬派な中にもゆるさがあっていい感じなのだ。
Design Channel はなちゃんイラスト
ちなみにいつもは芸能人の名前は敬称略して書くわけだが、「はな」だけでは分かりにくいので以下も「はなちゃん」で通そうと思う。
さて、そんなはなちゃんがなぜデザイン情報番組に出演しているのかと思ったら、彼女は上智大学比較文化学科で美術史を専攻していたとのことで、全くの門外漢ではないらしい。とはいえ別に美術史的知識を披露するわけでもなく淡々と進行しているんだけど。でも自分の意見を言うところでは、ちゃんと自分の言葉でしゃべっているところに好感が持てる。
彼女の口からそう聞いたわけではないが、「人が何と言おうと自分の好きなモノが好き」という自分の基準と自分のアンテナをしっかり持っている人に思えるのだ。
そう、はなちゃんはつかみどころはないんだけど、ブレがないんだな。モデルでオシャレな文化人的ポジションでありながら、息の長い芸能活動を続けていられるのも、ブレがないから消費されないのではないだろうか。渡辺満里奈が台湾だティラピスだと常に流行の半歩前を進んで存在感を示している一方、仏像好きを公言して本まで出しているはなちゃんのゴーイングマイウェイっぷりは対照的で面白い。
そして、ブレがないことにより消費されないということは、優れたプロダクトデザインの条件にも通じるはずだ。と、デザイン情報番組らしい結論に無理やり落ち着いたところで終わりにしよう。
キーワード:はな はなちゃん Design Channel
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