ブームを過ぎてマニアック趣味のいちジャンルになった韓流
日本における韓流って、一過性のブームを過ぎて定着したという認識でいいのだろう。ただ、ジャンルとしての韓流は、アニメやゲーム同様マニアックな趣味として定着したと理解した方がいいと思う。
というのも、オリコンのサイト「ORICON STYLE」での《韓国ドラマ・俳優特集『オトナの女性が選ぶお気に入りの韓国ドラマ＆俳優は！？』》という記事を読んで、どうにも違和感を感じたのよね。これ、全国の30代から50代の女性750人にインターネット調査した結果だそうだが、なんともユルいというか、何年前の調査なんだよと言いたくなるようなランキングなのよ。
好きなドラマは「冬のソナタ」、「宮廷女官チャングムの誓い」、「天国の階段」…と超メジャーの地上波放送済み作品ばかり。そして、好きは俳優はイ・ビョンホン、クォン・サンウ、パク・ヨンハ、ペ・ヨンジュン、ウォンビンと韓流ブーム初期メンバーが幅をきかせている。ペ・ヨンジュンが1位じゃないのは意外だったけどね。
つまり、一般の人に好きなアニメのアンケートを取ったら「サザエさん」や「ちびまる子ちゃん」が（たぶん）上位になっちゃうように、一般の人に韓流についてアンケートしても、もう新しいネタは出てこないんじゃないのかということ。「SmaSTATION!!」で以前やってた韓流ランキングも、同様にかわりばえのないランキングだったもんな。
ちなみにKNTVというスカパーで韓国の番組を放送しているチャンネルのガイド誌の最近のアンケートでは、好きな俳優と好きなドラマ（KNTVで放送したものに限らず）のランキングはこうなっていた。
好きな俳優1位はチャン・ヒョク
KNTV2007年7月号アンケート結果
好きな俳優
- チャン・ヒョク
- リュ・シウォン
- ソ・ジソプ
- ペ・ヨンジュン
- ソン・スンホン
好きなドラマ
- ありがとうございます
- 朱蒙（チュモン）
- フルハウス
- ウェディング
- ごめん、愛してる
ちなみにオリコンはランキングの著作権についてうるさいので転載は避けたのだが、KNTVのランキングについては韓国特有のケンチャナヨ精神を見習い勝手に転載してみた。
で、ランキングの方だけど、全然違うでしょ。もちろんオリコンの方は「オトナの女性」というくくりがあったわけだが、ほとんどの韓流ファンは大人の女性なんだろうし、KNTVのランキングの方が「今」を反映していて興味深い。
別にオリコン調査のランキングにケチを付けるつもりじゃないんだけど、今後韓流関係のランキングをやるときは、韓流マニアに対してアンケートをとらないとつまらない結果になるぞということね。
キーワード：ありがとうございます チャン・ヒョク KNTV
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