映画プチレビュー:「オールド・ボーイ」
世は韓流ブームであるが、映画「オールド・ボーイ」は韓流ブームまっただ中の今公開されて、得もしてれば損もしているだろう。
というのもこの映画、日本での「韓流」のイメージとなりつつある純愛、出世の秘密・病気・事故といったお約束の展開、イケメン俳優、といった要素はない。いや、違った意味での純愛は貫かれているが、メロドラマ的ではない。
どちらかというと「なにがヨン様だ。男たるものもっとハードボイルドでなければ!」というような人に受けそうな男の映画なのだ。男という字に「漢」という字をあてたほうがいいかもしれない。そう、韓流ならぬ漢流(おとこりゅう)。漢流映画なのだ。
ハードボイルドではないわたしは、正直見終わったすぐはゲッソリしてしまった。やけにイタそうなシーンばかりだし、内容が重すぎて消化しきれなかったのだ。でも、しばらく時間がたって消化してくると、いい映画だったなと思えてくるとともに、また見たいとまで思えるようになってきた。いろんな伏線やら謎解きやらをもう一度確認したいしね。

なんにしても、完成度の高いこの映画は、アジア発で世界に通用する映画を作ったという点で、同じアジア人として素直に喜ぶべきものだと思う。なので、韓流好き、アンチ韓流の区別なく、ただこういう映画が好きかどうかで見るかどうかを決めて欲しいのだ。だから、韓流ブームまっただ中で公開されたのは、幸運でもあり不幸でもあったんだろうなぁ。
とりあえず韓流ブームに乗っちゃってる人は、この映画を見て、そして周りの人たちに広めて回る義務はあるだろうね。ブームに乗っちゃった責任として。
オススメーター:★★★★☆
(映画館で見ました)



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