映画プチレビュー:マイ・リトル・ブライド
映画を評するときにわたしは、「『月曜ドラマランド』みたい」という言い方をしたりする。
これは、良くいえば「娯楽作品として単純に楽しめる」、悪くいえば「映画としてはスケール感にかける」といった感じの意味だ。
「月曜ドラマランド」は80年代にフジテレビでやっていた1時間半のドラマ枠。若手アイドルが主演で、映画のリメイクやマンガ原作ものなどを、低予算短期間(たぶん)で作ったような、いわゆる「アイドルドラマ」の印象が強い。
そう、「マイ・リトル・ブライド」はまさに「おくさまは16歳」なんてタイトルで月曜ドラマランドで放送されそうな作品。韓国映画といえば「シュリ」、「JSA」、「オールド・ボーイ」など、ハリウッド作品に匹敵するようなスケール感のものが多いが、「マイ・リトル・ブライド」はテレビドラマに近い作りだ。ということで、この「マイ・リトル・ブライド」を評して「『月曜ドラマランド』みたい」とわたしは言いたいのだが、これはもちろんほめ言葉である。難しいことを考えずに、笑って泣いてほのぼのして映画館を出たい人にはオススメの映画である。

もちろん、この映画の最大のウリはムン・グニョンのかわいらしさ。老若男女問わず誰からも好かれるような、そんなあいくるしさを彼女は持っている。
そんな彼女の少女から女性に変わりゆくこの時期をフィルムに焼き付けることは、韓国映画界の使命と言えよう。そう、ムン・グニョンの「今」をフィルムに収め永遠にしたというだけでも、この映画は価値があるものだ。監督さんはいい仕事したね。広末涼子の「その時」を永遠にして日本映画界の使命を果たした「20世紀ノスタルジア」に匹敵するグッジョブだ。映画の内容はまったく違うけど。
あと、この映画を映画館で観て思ったのは、笑いのツボが日韓では近いということ。「韓流シネマフェスティバル」というイベントでの上映を見たので、客はみな韓流好きというホーム(ホームかアウェイでいえば)状態での上映だったとはいえ、面白いシーンでは確実に笑いが起きていた。
ハリウッドのコメディ映画を見ていると、笑うところなんだろうけどピンとこない個所が多かったりするけど、韓国ものだとそれが少ない。韓流ブームのおかげで、大作ではないこういう普通の映画が日本で上映されるようになったのは、幸運なことなのかも。笑いたいときの選択肢が増えたわけだからね。
P.S. 「パンテーン&ゼクシィ Beauty Project」のCMで流れている古内東子の歌が、この映画の主題歌になんか似てる。
オススメーター:★★★★☆
(映画館で見ました)



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