アイドルは遠きにありて想うもの

テキスト&イラスト・芦之由
2004/09/20

第三回:YAWARAちゃんから愛ちゃんへ

我々は、そろそろ谷亮子からYAWARAちゃんという重荷をおろさせてあげる時期に来ていると思う。

モー娘。より、SMAPより、アイドルとして長く国民の期待に応え続けてきたのがYAWARAちゃんだ。しかし彼女も30歳手前、そろそろ我々が「子離れ」すべき時期ではないだろうか。

そして、時代はちゃんと、次代のアイドルを用意していた。それは卓球の福原愛だ。以前から知名度はあったが、今回のオリンピックで実力も認められ、ポストYAWARAちゃんにふさわしい存在へと成長したようだ。

しかし、マスコミに対する接し方では、二人は随分タイプが違っている。YAWARAちゃんはマスコミに丁寧に対応し、どんな質問にも嫌な顔ひとつせずに応える、ヤンキース・松井タイプだ。一方愛ちゃんは、マリナーズ・イチローのように、マスコミとは距離を置きつつ、ときにそっけない態度を見せてしまう職人気質なタイプと見受けられる。

アテネ五輪の初戦後、インタビュアーの月並みな質問に対し、「そんなきれいごとじゃない」と言い放った愛ちゃん。15歳なのにマスコミ対応はイチロー・中田の域に達しているなとわたしは感心した。

そこで思ったのだが、芸能界のアイドルも、これからは愛ちゃんタイプが増えていくのではないだろうか。今やマスコミに頼らず、インターネットで自己主張する方法もあるのだから。

マスコミの月並みな質問や、ゴシップ報道に辟易としているだろうと思われるアイドルといえば安倍麻美が思い浮かぶ。インタビューのたびに姉(安倍なつみ)のことばかり聞かれ、悔しい思いもたくさんしてきただろう。そこでわたしの提案としては、安倍麻美こそ愛ちゃんタイプのアイドル路線を進んで欲しいということだ。愛想のいい松井・YAWARAちゃんタイプの姉・なつみとのキャラクターの違いも明確になるしね。

ここで、強引だが今回の結論。
なっちがYAWARAちゃんタイプなら、あさみんは愛ちゃんタイプのアイドルを目指せ!

天使と悪魔・愛ちゃん編イラスト

これからは、インタビュアーのつまんない質問には、ちょっと突き放して対応すればいい。
「詞は自分の体験を元に書いているんですか?」
「そんなきれいごとじゃないです。」
「姉の安倍なつみさんはアドバイスをくれたりしますか?」
「そんなきれいごとじゃないです。」
会話が成り立ってない気もするが、気にするな。あさみんよ、我が道を行け。

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