対決001:真赤な自転車 vs 最初のキモチ
毎回テーマを決めて、2曲の隠れた名曲を対決形式でリコメンドしていこうというコーナー「どっちの歌謡ショー」。
第一回の今回は、「初恋のトキメキソング対決」です。
セレクトしたのはこの曲っ!
真赤な自転車(おニャン子クラブ)
VS
最初のキモチ(チェキッ娘)
ともに初恋のトキメキ感・ドキドキワクワク感が、ストレートにかつほほえましく描かれている楽曲。グループアイドル対決にもなりますね。
■1st リコメンデーション
○真赤な自転車
彼女と自転車の二人乗り、このシチュエーションだけでも男心をくすぐります。そのうえ、「このままどこかに連れてって」「彼にずっと着いていくの」と、男性のツボを押さえたフレーズでたたみかけてくる歌詞が聞き所です。
当時、自分ならおニャン子の○○ちゃんを自転車の後ろに…、と妄想した男子も多かったことでしょう。
また、そのストレートな歌詞からか、女性ファンの支持も高い曲でした。
○最初のキモチ
「大好きなんて 叫んでみたい」「大胆なこと ひとり考え」と女性の目線で綴られた詞は、男性にとっては女の子の心の中をのぞき込んでいるような感じが味わえることでしょう。
彼とつきあい始めたばかりという幸せいっぱいな感じが、イヤミじゃなく、とてもほほえましく描かれています。聞いているこっちも曲の主人公といっしょにニヤニヤしちゃう感じ、なんかむずがゆいような感じが味わえちゃう、そんな曲です。
男性のツボを押さえた歌詞の「真赤な自転車」 vs 女性の視点で語られる「最初のキモチ」といったところでしょうか。どちらに共感できるかってのがポイントかな。どっちの曲に興味を持ちましたか?
■2nd リコメンデーション
○最初のキモチ
2番が終わった後、唐突に始まる松本江里子による「ヘイガール…」で始まる英語のセリフが、妙な恥ずかしさを演出していて聴きどころです。英語を覚えたての中学生がいきがってるみたいでほほえましいです。しかもその英語のセリフの最後には、みんなで「イェ〜イ!」と盛り上がってるし、学芸会ノリですね。もちろんいい意味で。
曲の最初にみんなで叫ぶ「レッツゴー!」といい、そういった演出のひとつひとつがダサくてステキと言えましょう。
○真赤な自転車
やっぱり目立っているのは魅惑の新田恵利のボーカルですね。あの舌っ足らずな声で「♪このままどこかに連れてって」と歌われたら、逆にこっちがどっかに連れて行かれてしまいそうです。そんなトリップしそうな新田ちゃんボイスが要所をおさえているのがポイントです。
今聴くとけっこうスカスカな音なんですが、逆にそれが素朴さを演出しているとも言えます。都会の洗練された感じではなく、ちょっと地方都市のいまひとつあか抜けないような雰囲気で、親しみが持てます。
どちらもちょっとあか抜けないところが魅力のようです。新田恵利のボーカルはぜひ聴いて欲しいですし、松本江里子の「ヘイガール…」も必聴です。甲乙つけがたいなぁ…。

■特選フレーズ
○真赤な自転車
彼の背中
頬をつけて
ドキドキが聞こえちゃうわ
女性目線の歌詞ながら、男の子が主体の歌詞なので、「ドキドキ」してるのも男の子の方なんですよね。
○最初のキモチ
この頃はちょっと 寝不足気味だよ
目を閉じると顔が浮かぶから デンワの後は…
どんなふうに こんな恋は 発展するの?
トキメキとワクワク感、そして戸惑いという「はじめて」の恋の感じがうまく表現されたフレーズです。
■おかしい応援団
○最初のキモチ
おニャン子クラブの亜流には興味のなかったわたしですが、この曲には衝撃を受けました。なんか耳についてしまって、ずっと頭から離れなくなる曲ってあるじゃないですか。まさにそうなっちゃったんです。メロディーがとてもキャッチーなんですよね。で、詞の世界もてらいのないストレートな青春ソングで、この時代としては逆に新鮮だったんですよ。それからがぜんチェキッ娘に興味を持ったわたしでした。いや、チェキ男(チェキッ娘おたくの男をこう呼ぶ)じゃないっスよ。(神奈川県・えびにくびったけ)
○真赤な自転車
ぼくは今赤い自転車を持ってるんですが、この自転車に乗るたびにパブロフの犬のように「♪真赤な自転車 2人乗り」ってフレーズを口ずさんじゃうんですよ。今でもこの曲は、ぼくにとっては「今」の曲なんですね。そして、これから5年、10年と口ずさみつづけるのかもしれません。そんなエバーグリーンな曲なんですよ、「真赤な自転車」は。(埼玉県・真赤な自転車アルベルト♪)
■ファイナルリコメンデーション
○真赤な自転車
人気アーティストには、シングル化はされてないけど、ライブの一番いいところで必ず演奏するお決まりの曲とかってありますよね。ファンとアーティストが一緒になって育てていく、ファンのみぞ知る名曲、みたいなやつ。この「真赤な自転車」はまさにそんな曲で、おニャン子ファンならみんなが知っているライブでの定番ソングなのです。そんなわけで、この曲をおニャン子ソングのNo.1に推す声も多いですし、ファンの間ではずっと歌い継がれていく曲でしょう。
おニャン子ソングはちょっとHで頭弱そうな曲だという先入観を持っている人も、この曲でおニャン子クラブの新たな一面を感じてほしいですね。いまさらですが…。
○最初のキモチ
チェキッ娘の曲はどれも作家陣が豪華で、楽曲の良さには定評があります。この曲も、作詞は浜崎あゆみへの楽曲提供でも知られるDo As Infinityの長尾大(D・A・I)、作詞はSMAPなどへの詞の提供で知られる森浩美、編曲は椎名林檎・スピッツなどのプロデュースで知られる亀田誠治と豪華な布陣です。
ちなみに、チェキッ娘の「はじまり」が長尾大の作曲家デビュー曲。まさにD・A・Iバッテキだったわけですね(チェキッ娘の番組・フジテレビ「DAIBAッテキ!!」と掛けてみた)。いわば長尾大にとってチェキッ娘が原点のようなもの。この曲も彼らしいキャッチーでいて、ちょっと引っかかる個所もあるステキなメロディーです。長尾大ファンはもちろん、J-POPファンもチェキッ娘は要チェキ! ですよ〜。
そんなわけで、両者のプレゼンテーションはここまで。85年と99年と発売された年が14年も違う2曲ですが、どちらも初恋のドキドキ感をうまく伝える名曲のようです。さて、「真赤な自転車」と「最初のキモチ」、あなたが今聴きたいのはどっち??
最初のキモチはポニーキャニオンのページで試聴できます。
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