思わずほくそ笑む脱力系の装丁、ほどよい大きさ、ぎっしり詰まった情報量。扶桑社版の同様のガイド本(カラー頁も多くて確かに見やすい)が出たせいで価値が多少落ちたかも知れませんが、この本の内容は今でも十分評価されて良いものだと思います。
残念なのは、他の方もご指摘されている通り、誤植が多いことですね。資料的な価値があるべき本だけに、もうちょっと丁寧に作って欲しかったです。しかし、この手の音楽が好きな人なら間違いなく楽しく読める一冊です。

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テクノ歌謡マニアクス 単行本 – 2000/4/25
- 本の長さ221ページ
- 言語日本語
- 出版社ブルースインターアクションズ
- 発売日2000/4/25
- ISBN-104938339544
- ISBN-13978-4938339548
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
テクノ+歌謡=テクノ歌謡? YMOから伊藤つかさまで、80年代日本が生んだ、ジャンルを超越する奇跡の音楽の全て。200を越えるテクノ歌謡のディスコグラフィーに、細野晴臣らのインタビューを収録。
登録情報
- 出版社 : ブルースインターアクションズ (2000/4/25)
- 発売日 : 2000/4/25
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 221ページ
- ISBN-10 : 4938339544
- ISBN-13 : 978-4938339548
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,458,237位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 478位歌謡曲・演歌 (本)
- - 61,367位楽譜・スコア・音楽書 (本)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中4.5つ
5つのうち4.5つ
4グローバルレーティング
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イメージ付きのレビュー

5 星
こちらが「元祖」!
かわいい表紙や判形(約15cm×13cm)にダマされてはいけません! タイトルに偽りなし、非常にマニアックな内容となっております。たしかに網羅性やディスク・ガイドの機能としては08年に扶桑社から出た『テクノ歌謡ディスクガイド』の方が上な気もしますが、他の方が書かれている通りこちらはインタビューが充実していますし、索引はもちろん、作詞/作曲/編曲のクレジットもしっかりおさえてあるので、資料的価値としても引けをとりません。まさに「元祖」と呼べる名著ですので、扶桑社版で十分と思われている方にも読んでいただきたいですね。なにぶん小さい本ですので、索引から引くというよりは、手元に置いておいてパラパラめくるのが楽しい。ちなみに、全ページモノクロです。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年8月16日に日本でレビュー済み
かわいい表紙や判形(約15cm×13cm)にダマされてはいけません! タイトルに偽りなし、非常にマニアックな内容となっております。たしかに網羅性やディスク・ガイドの機能としては08年に扶桑社から出た『テクノ歌謡ディスクガイド』の方が上な気もしますが、他の方が書かれている通りこちらはインタビューが充実していますし、索引はもちろん、作詞/作曲/編曲のクレジットもしっかりおさえてあるので、資料的価値としても引けをとりません。まさに「元祖」と呼べる名著ですので、扶桑社版で十分と思われている方にも読んでいただきたいですね。なにぶん小さい本ですので、索引から引くというよりは、手元に置いておいてパラパラめくるのが楽しい。ちなみに、全ページモノクロです。

かわいい表紙や判形(約15cm×13cm)にダマされてはいけません! タイトルに偽りなし、非常にマニアックな内容となっております。たしかに網羅性やディスク・ガイドの機能としては08年に扶桑社から出た『テクノ歌謡ディスクガイド』の方が上な気もしますが、他の方が書かれている通りこちらはインタビューが充実していますし、索引はもちろん、作詞/作曲/編曲のクレジットもしっかりおさえてあるので、資料的価値としても引けをとりません。まさに「元祖」と呼べる名著ですので、扶桑社版で十分と思われている方にも読んでいただきたいですね。なにぶん小さい本ですので、索引から引くというよりは、手元に置いておいてパラパラめくるのが楽しい。ちなみに、全ページモノクロです。
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2006年3月13日に日本でレビュー済み
「テクノ歌謡」の定義は様ざまだろうけど、この本で括られている楽曲の数々が「テクノ歌謡」なんだとしたら、僕はまさに「テクノ歌謡」ってやつこそが心底好きだったんだろう。
小学校からなんとなく歌謡曲が好きだったけど、中学に入ると周りのやつは洋楽かフォークにかぶれてた。「歌謡曲が好き!」って素直にカムアウト出来ない雰囲気があった。そんな歌謡曲(K)の存在をサブカルに引き上げてくれたのがテクノ(T)だったんである、情けない話だけど。そして「テクノ歌謡」の絶頂期とは1980年を挟むほんの4〜5年の出来事である。テクノ歌謡(TK)は、大きく捉えれば、筒美京平(TK)の時代から小室哲哉(TK)の時代への接着点であり、歌謡曲そのものを脱構築する役割も果たしていたんだろう。
大前提として、この本、とても素晴らしい本であるが、あえて苦言をひとつ。榊原郁江、細野春臣、こういう誤植は萎える、思いっきり。細野春臣なんて3回も出てくる。愛情たっぷりの本なのに、仕上がりの荒さが残念だ。
「テクノ歌謡」と同時代を生きた者としては、当時、演歌の脱構築として評価を得ていた前川清、森進一が、そういう文脈知らずの若い聴き手にかかると、やっぱおやじ演歌でしかない訳だな、とか、そういう視点の新鮮さがとても面白かった。
そう言えばPSE法って悪法の施行で、YMOの音を作り出した古いシンセがもう使えなくなるってんで松武秀樹がニュース番組で「アナログな音を守ろう!」って言っていたけど、ほんと“テクノも遠くなりにけり”だなぁ。“テクノがアナログ”って時代が来るなんて思ってもみなかったさ。
小学校からなんとなく歌謡曲が好きだったけど、中学に入ると周りのやつは洋楽かフォークにかぶれてた。「歌謡曲が好き!」って素直にカムアウト出来ない雰囲気があった。そんな歌謡曲(K)の存在をサブカルに引き上げてくれたのがテクノ(T)だったんである、情けない話だけど。そして「テクノ歌謡」の絶頂期とは1980年を挟むほんの4〜5年の出来事である。テクノ歌謡(TK)は、大きく捉えれば、筒美京平(TK)の時代から小室哲哉(TK)の時代への接着点であり、歌謡曲そのものを脱構築する役割も果たしていたんだろう。
大前提として、この本、とても素晴らしい本であるが、あえて苦言をひとつ。榊原郁江、細野春臣、こういう誤植は萎える、思いっきり。細野春臣なんて3回も出てくる。愛情たっぷりの本なのに、仕上がりの荒さが残念だ。
「テクノ歌謡」と同時代を生きた者としては、当時、演歌の脱構築として評価を得ていた前川清、森進一が、そういう文脈知らずの若い聴き手にかかると、やっぱおやじ演歌でしかない訳だな、とか、そういう視点の新鮮さがとても面白かった。
そう言えばPSE法って悪法の施行で、YMOの音を作り出した古いシンセがもう使えなくなるってんで松武秀樹がニュース番組で「アナログな音を守ろう!」って言っていたけど、ほんと“テクノも遠くなりにけり”だなぁ。“テクノがアナログ”って時代が来るなんて思ってもみなかったさ。
2005年4月13日に日本でレビュー済み
「テクノ歌謡」というのは80年代に生まれたテクノに影響をうけた歌謡曲のことだが、そのテクノ歌謡の魅力のすべての魅力を伝える本。
YMOから伊藤つかさまで斬新な視点で解説している。
200を超えるテクノ歌謡のディスコグラフィーは圧巻。細野晴臣、松本隆、松武秀樹、サエキけんぞうの貴重なインタビューも収録。
ちなみにレビューを書いたのは福田タケシ、飯塚哲、ウエハラケンイチ、山本展生、吉田哲人の5人。
読み物としてもおもしろです。
YMOから伊藤つかさまで斬新な視点で解説している。
200を超えるテクノ歌謡のディスコグラフィーは圧巻。細野晴臣、松本隆、松武秀樹、サエキけんぞうの貴重なインタビューも収録。
ちなみにレビューを書いたのは福田タケシ、飯塚哲、ウエハラケンイチ、山本展生、吉田哲人の5人。
読み物としてもおもしろです。